アメリカの景気指標の推移を見てみる

 最初に冗談みたいな記事を見つけたので載せておきます。


株価指数が米国の新大統領を予測する? スプートニク

http://jp.sputniknews.com/us/20160803/2587150.html

 格付け機関スタンダード&プアーズの分析班、グローバル・マーケット・インテリジェンスは、株式市場での指標の動きを見れば米国の次期大統領を予測することができると見ている。1日、CNNマネーが報じた。

 72年間にわたって株式市場の値動きを研究してきたサム・ストヴァル市場専門家の観測に基づく考え。

 氏によれば、もし7月31日から10月21日までの期間中、S&P 500インデックスが上昇するなら、現在の大統領の所属政党が勝利。下がるならその反対政党の勝利だという。

 例外は1956年、1968年、1980年の選挙。最初のケースはスエズ危機によって法則性が歪められた結果ドワイト・アイゼンハワー当選となった。あとの二つの例外は強力な独立候補者の選挙参加により発生したという。

……転載終わり


 つまり、株価が下がればトランプ勝利、株価が上がればクリントン勝利、そして第3候補が出る場合は候補者次第ということになるということらしいです。7月31日といえば、アメリカの株価がピークからやや下落した水準ですから、10月21日までに高値を上回ることはなさそうです。

 9月の利上げが実現すれば、今年の年初に起こったようなドル安円高、そして世界同時株安となるので、株価の観点から言えば、ドナルド・トランプが圧倒的に有利でしょう。もともとあの男は荒れれば荒れるほど有利になる人物なので、いまはクリントンの支持が大きく上回っているものの、ドナルド・トランプ勝利の可能性は十分あると思います。


 その9月利上げですが、ウォールストリートジャーナルは現状の数字がよいことや、ブレクジット(イギリスEU離脱)の影響はアメリカ経済には小さいとし、9月利上げの可能性はあるとしている。

FRBの次回利上げ、予想より早い可能性も

http://jp.wsj.com/news/articles/SB11625300680616714172704582216013044300108

 米連邦準備制度理事会(FRB)はまだ利上げの準備体制に入っていないが、投資家は、この状況が急転するリスクに備えておくべきだ。

 27日までの連邦公開市場委員会(FOMC)では、金利が据え置かれる一方、経済状況については6月のFOMCより少し強気の見方が示された。労働需給がやや引き締まって雇用が改善し、消費支出も力強く伸びたことが指摘された。

 FRBはまた、経済見通しへの当面のリスクは「薄れた」と指摘した。これは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)決定に関連する金融への悪影響は、現れはしたものの直後に後退したとの認識を示したものだ。実際、米株価は直後に過去最高値を更新している。

 ただ、企業の設備投資が緩やかでインフレ率も目標の2%を下回り続けていることを再度指摘しており、利上げの緊急性を感じていないことを示した。これは、早計な利上げで経済成長を損なう危険の方が、利上げが遅れて経済が過熱気味となる危険よりずっと大きいとの認識を反映したものだ。また、ブレグジットの金融に対する影響は抑えられている一方、経済全体への影響についてはまだよく分からないとの懸念が反映されているのかもしれない。

 なぜなら、一連の米国の経済指標は予想を上回っているものの、その大半は6月かそれ以前の状況を示したものだからだ。米国経済がブレグジットにどう対応したかについてFRBが実感を得るには、まだ最低1カ月は必要だろう。

 米経済はブレグジットに対しうまく対応できている可能性が高い。このことは、FRBに注目している投資家であれば心に留めておくべきだ。英国民投票以降、米国の新規失業保険申請件数は減少基調にある。また、今月は4-6月期決算発表のピークだが、米企業から警戒の声は聞かれない。つまり、好調な経済指標は今後も続く可能性があるということだ。

 投資家は、年内1回利上げする確率を利上げしない確率よりも低いとみている。この見方には修正が必要かもしれない。

……転載終わり

 FRBの利上げについてはまた機会があればその時に書くつもりです。

 記事が書かれたのは7月28日で、その後、アメリカ4-6月期のGDPが1.2%と、予想の半分ほどになったため株価がやや下がりました。

 アメリカ経済の指標は、せいぜい好景気のピークは過ぎた程度と思われます。ピークを過ぎたというのは、四半期の成長率が2%ほどを維持していたのに、ここ3四半期程は1%ほどに経済成長の減速がみられるからです。

 確かに経済成長は世界経済をけん引するほど強くはありませんが、失業率は日本と同じで一貫して低下しています。非農業部門雇用者数は5月の数字が1.1万人増と下方修正されたことなどが数日前の売り材料になっていましたが、一時的なものと思われます。7日連続続落の後は反発しています。8月4日は微妙な推移なのでわかりません。


 アメリカが日本と違うのは、個人支出と個人所得がプラスで推移していることです。そうはいっても、アメリカの経済成長がすごいというほどの水準ではありません。平均すれば1%どころか、0.5%くらいではないでしょうか? それでも、毎月減少する日本と比べれば雲泥の差です。


 ちなみに、今日の図はこちらを参考にさせてもらいました。

 http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/us


 明日はEU離脱で停滞が明らかになったイギリスについて書こうと思います。


では、また あした

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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