核武装が政府方針と矛盾しない理由と核武装論の本当の狙い1

 今日はイタリアについて書くか、地震について書くか迷った末、両方ともまだ時間的余裕があるだろうと判断して、稲田防衛大臣発言と核保有について書くことにしました。まあ、8月ですからね。


稲田防衛相の核巡る発言、首相「政府方針と矛盾しない」 朝日デジタル

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160806-00000038-asahi-pol

 安倍晋三首相は6日、広島市内で記者会見し、稲田朋美防衛相が将来の日本の核兵器保有を否定しない発言をしていることについて、「我が国は核兵器を保有することはありえず、保有を検討することもありえない。稲田防衛大臣の発言はこのような政府の方針と矛盾するものではない」と述べた。

 稲田氏は過去に核保有を「国家戦略として検討するべきだ」と述べていた。3日の防衛相就任会見で見解を問われ、「将来的にどういった状況になるかということもあろうかと思うが、現時点で核保有を検討すべきではない」と述べ、将来の核保有を否定しない発言をしていた。

……転載終わり


 わたしはこの記事に矛盾は一つも含まれていないと思います。なぜなら、確かに安倍政権は今すぐ核保有をする気はないし(核保有を否定しているのではなく1,2年後にはするという意味)、そもそも安倍政権は核保有が憲法9条違反ではないという「新たな解釈」を行っているので「稲田防衛大臣の発言はこのような政府の方針と矛盾するものではない」のです。したがって、稲田防衛大臣の発言は不適切でも、訂正するべき事柄でもないのです。その件については、下記記事を参考にしてください。


http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/fcbd0a6635e1ab7737c514b47625c7f3

「サンデー毎日」の2002年6月2日号によると、安倍首相が副官房長官時代に早稲田大学の講演会で

「核兵器使用は違憲とは思わない」

等と発言をしていた。

横畠裕介内閣法制局長官が2016年3月18日の参院予算委員会で、

「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えていない」

「わが国を防衛する必要限度のものに限られる」

「海外での武力行使は必要最小限度を一般に超える」

と述べた段階で覚悟はしていたのですが、安倍内閣が正式に閣議決定で

「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用をおよそ禁止しているわけではない」

とする答弁書を出しました。

……引用終わり


 わたしのブログでは書いていませんが、都知事になった小池百合子が核武装論者であることはすでに知られています。

小池百合子が日本会議会長らと「東京に核ミサイル配備」をぶちあげていた! 小池は「東京のトランプ」になる?

http://lite-ra.com/2016/07/post-2438.html


 加えて、稲田防衛大臣は核武装論者で、安倍新内閣の3分の2は改憲を目指す日本会議関係者で、日本の衆参両議院で改憲派は3分の2を占めているわけですから、もう隠すまでもないということなのでしょう。


 これに気づかない日本国民の方がバカなんだとわたしは思います。つまり、日本はすでに戦時体制に移行しており、その移行はマスコミの言論統制を見ればほとんど完成していることがわかります。

 もう一度言います。気づかない日本国民がバカなのです。それ以外になんといえばいいんでしょうか? 平和ボケといえばいいのでしょうか? とにかく、いまのわたしは彼らのバカさ加減を擁護する気にはなりません。


 さて、ただバカにするだけでは面白くないのでもう一歩踏み込んで核武装とは何かを考えてみましょう。

 知っている人は知っている情報ですが、日本は世界最大のプルトニウム保有国です。プルトニウムは表向き原発を動かすための燃料ですが、濃縮すれば核兵器に転用可能です。日本にはプルトニウム濃縮技術がすでにあって、その気になれば1日で核兵器を製造することが可能だと喧伝されています。これはもちろん外国要人の発言であって、政治的な意図を持つもので、誇張ですが、資源と技術の観点から、その気になれば日本で核兵器を作り、核保有国になることは可能でしょう。

 ただし、そのためには日本がNPTを離脱しなければならず、日米同盟も事実上崩壊することになります。

 日本が核武装しなければならない状態を考えればすぐわかることですが、そのときはアメリカも周辺諸国もみな的に回っていて、いまの北朝鮮みたいな国際的孤立状態に置かれて、経済制裁を受けて貧しくなるでしょう。そのリスクを考えてもまだ、核武装なんて馬鹿げています。

詳しくは下の記事なども参考にしてください。

「日本核武装論」は机上の空論である

http://politas.jp/features/6/article/387


 こうなると安倍政権が核武装の意図を持っているとはさすがに考えられません。安倍政権は核の保有と使用が憲法違反ではないと解釈しているのであって、自分で作る理由はないのです。

 安倍政権がアメリカと日米同盟を解消することはまったくありえないことで、戦争に勝ちたいならば世界最大の軍事大国であるアメリカをわざわざ敵に回す理由などありません。

 では、安倍政権の核武装への前向きな言及の狙いは何なのでしょうか。

 その理由については書き始めたらやたら長くなったので明日にします。


では、また あした

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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