なぜ安全審査が終わらないのに伊方原発は再稼働できるのか意味が分からない

 8月12日午前9時。日本ではオリンピックが盛り上がるなか、わたしも忘れているうちに伊方原発が再稼働されました。

 愛媛県の中村知事はテレビで

 「福島と同じことが起こる事は無いとはっきり申し上げておきたい」

といったそうです。


伊方原発再稼働 安全審査は進まず

http://mainichi.jp/articles/20160813/k00/00m/040/112000c

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が12日、約5年3カ月ぶりに再稼働し、国内で稼働している原発は九州電力川内(せんだい)1、2号機(鹿児島県)と合わせて3基になった。政府は新規制基準に適合した原発を順次再稼働させる方針だが、東京電力福島第1原発と同じタイプの沸騰水型原発を中心に安全審査は進んでおらず、年内の再稼働は伊方だけにとどまる見通しだ。

 伊方3号機は、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使う国内で唯一のプルサーマル発電となる。13日早朝には核分裂反応が安定的に持続する「臨界」に達する見通しで、15日に発電と送電を始める計画だ。

 四電の佐伯勇人社長は12日、「安全確保を最優先に臨界、発電再開へとステップを進めたい」とのコメントを発表。愛媛県の中村時広知事は記者会見で「現時点で考えられる最高の安全対策が施されている。福島と同じことが起きることはない」と断言した。

 ただ、原発事故時の避難計画には弱点を抱える。伊方原発は佐田岬半島の付け根に位置し、事故時には先端側に住む約4700人が孤立する恐れがある。原発近くには四国から近畿まで続く断層群「中央構造線断層帯」が通り、4月の熊本地震の際には断層帯への影響を懸念する声も出た。このため、松山、大分、広島の各地裁では、住民らが運転停止を求める仮処分を申し立てており、今後の司法判断も注目される。

 これまでに原子力規制委員会に安全審査を申請したのは16原発26基。このうち審査に合格して再稼働したのは、伊方と川内2基と、大津地裁の運転差し止め命令(3月)を受けて停止した関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の3原発5基だけだ。関電美浜原発3号機(同)は事実上審査に合格し、大飯原発3、4号機(同)や九電玄海原発3、4号機(佐賀県)、北海道電力泊原発3号機(北海道)も審査が進む(いずれも福島原発とは異なる加圧水型)。

 沸騰水型では8原発10基が審査を申請した。東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)で、施設の耐震性を決める基準地震動(原発で想定する揺れ)が確定したものの、それ以外は進んでおらず、加圧水型に比べれば審査は進んでいない。

……転載終わり


 安全審査が終わってないし、津波が来た時の避難計画がずさんなのに再稼働できるって、これは再稼働の方針がそもそもおかしいでしょう。電車や飛行機なら、動かす前にしっかり安全基準を審査し、有事の際の対処のマニュアルなども作るでしょう。なんであんなに危険な原発を動かす安全審査が終わる前に再稼働なんてできるんでしょう? 意味が解りません。

 もしかしたら、原発を動かすこと自体が危険だから、対処マニュアルを作っても危険なことに変わりはないから、ずさんでもいいという開き直りなんでしょうか? 実際には、単に地震対策をきちんとやると金がかかって安上がりではないからでしょう。そうはいっても、総括原価方式で決定しているので、電気利用者に負担させればいくらでも値上げできるんですけれどね。本音は、できるだけ早く動かしたいということだけなのかな? どれにしても、国民無視の拝金主義と利権まみれの。

 そういえば、都知事選挙で自民公明の推薦を受けていた増田がNHK次期会長候補にあがっているというふざけた話があるそうですよ。


次期NHK会長候補に増田寛也氏が浮上 NHKの経営委員メンバーが推薦か

http://news.livedoor.com/article/detail/11855528/

 増田は都知事選挙前まで東京電力の社外取締役を務めていた人ですから、日本と自民党はそういう利権政治を推進し、国民がそれを支持しているという構図になるのでしょう。あほらしいことです。国民が恩恵にあずかれない利権政治のなにがいいんでしょう?

 伊方原発はほぼ中央構造線という非常に長い断層のほぼ真上に立っています。九州から四国地方にまたがる中央構造線は1600年前後にM8クラスの大きな地震が連発している地域で、それ以来大きな地震が来ていない空白域でもあります。


再稼働した伊方原発は日本で一番危険な原発だ! 安全審査をした原子力規制委の元委員長代理が「見直し」警告 リテラ

http://lite-ra.com/2016/08/post-2491.html

 本日12日、愛媛県にある四国電力伊方原子力発電所3号機が再稼働された。鹿児島県の川内原発、福井県の高浜原発に続く、新規制基準下では3番目の再稼働だが、同原発の正門前では、朝早くから地元住民や市民団体が抗議を行い、3号機が起動した午前9時には「今すぐ止めろ」の怒号がとびかった。

 こうした声はたんに原発そのものへの反対というだけではなく、もっと切実なものだ。というのも、伊方原発は日本に55基ある原発のなかでも“もっとも危険な原発のひとつ”と指摘されているからだ。

 その理由はいくつかあるが、いちばん大きいのは、伊方原発が日本でも有数の大地震に襲われるリスクを抱えているということだろう。伊方原発のそばには日本最大級の断層帯である「中央構造線断層帯」が、南には活発で大規模な地震発生源の南海トラフが走っている。

 特に「中央構造線」は、九州の西南部から、四国を横断し紀伊半島、関東にまで延びる日本最大級の活断層で、熊本大地震で大きな注目を浴びたものだ。これまでこの「中央線構造線」は活動していないと思われていたが、実際には九州、四国などでおよそ2000年に1回動いており、1595年に四国西部から九州東部にかけ、「中央構造線」を震源とするマグニチュード8クラスの巨大地震が起こっていたことも判明している。

 そして伊方原発は、この「中央構造線」が走る断層からわずか5キロ、ほぼ真上といってもいい場所に立地しているのだ。

 しかも、「中央構造線」は熊本地震をきっかけに活動が活発化、熊本地震で断層の延長上にひずみがたまったことで、四国側の「中央構造線」が動く危険性が指摘されている。もし「中央構造線」を震源とする地震が起きれば、伊方原発を10メートルを超える大津波が直撃する恐れがある。

 しかし、四国電力は一貫して「瀬戸内海に津波は来ない」と津波対策をとっておらず、このままでは福島第一原発事故の再現が起きかねない。

伊方原発は津波だけでなく、地震本体についてもまったく無防備だ。熊本大地震では垂直加速度1399ガルが記録されたが、伊方原発は最大でもたった基準地震動485ガルの想定でしか設計されていない。伊方原発付近でマグニチュード8〜9の巨大地震の可能性があることを文科省の特別機関である地震調査研究推進本部さえも認めているが、もしこの規模の地震が起きたら、とても耐えられる設計ではない。さらに発生確率が極めて高い南海トラフ巨大地震が起こった場合も同様だ。

 実際、今回、同原発の安全審査を合格させた原子力規制委員会で2014年まで委員長代理を務めていた島崎邦彦氏は、「これまでの原発の耐震設計基準では熊本地震と同レベルの地震に耐えられない」と基準地震動の「過小評価」を指摘、伊方原発3号機についても基準地震動の緊急な見直しが不可欠だと警告していたが、これも一切無視されたままだ。

 そして一度事故が起こってしまえば、その影響は甚大なものとなる。伊方原発は、日本で唯一、内海に面している原発であり、外海に面していた福島原発事故と比べても、瀬戸内海における放射能汚染の濃度は格段に高くなることが予想され、またその影響は長期に及ぶだろう。しかも、伊方原発ではプルトニウムMOX燃料が使用されるが、これも事故の際のリスクを高めるものだ。

 さらに、事故の際の住民たちの避難も困難を極める。伊方原発は佐田岬半島の入り口、付け根部分に立地しているが、その先の半島部分には実に5000人もの住人が生活している。もし伊方原発で事故が起こり、放射性物質が放出されても、住民は原発に向かってしか避難できないことになってしまう。つまり逃げ場を失ってしまうのだ。

 こうした現実には一切目を向けず、「新基準に合格した」ことだけを突破口にして再稼働にひた走る電力会社と政府。政府は「事故が起こったら責任を持って対処する」などとうそぶいているが、一旦事故が起きてしまったら、いくら「責任を持って対処」しても手遅れだし、そもそも福島原発事故の対応を見れば、政府が「責任を持って対処」することなど大ウソだということも明らかだ。

 伊方原発周辺で大地震が起きれば、必ず福島原発事故の再現となる。そして、多くの住民が犠牲となる。無謀な再稼働に対し、そのことだけははっきり明言しておきたい。

……転載終わり


 今日は更新が遅れました。明日も終戦記念日でなにか書くつもりなので、午前5時には更新できません。


では、また あした

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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