アメリカ年内利上げはやはりある~8月ADP全米雇用報告は予想を上回り+17.7万人~

 今回は速報的なものです。アメリカ利上げに関して、9月2日に発表される雇用統計の先行指標とされる米・8月ADP全米雇用報告(民間雇用者数)は市場予想の17.5万人をわずかに上回り、17.7万人のプラスとなりました。

 合わせて7月分も17.9万人から、19.4万人へと上方修正されました。

 この数字であればアメリカの年内利上げの可能性は高いと思います。9月利上げもありえます。ただし、実際のところは9月2日(日本だと深夜)なので、利上げに関する記事は9月3日の早朝更新の予定です。

 この結果を受けて、ややドル高円安が進んでいます。いま103円代です。今週はもう少し105円くらいまで円安が進み、日経平均も17000円代が見えてきています。

 ただ、残念なことに今日は8月31日で月末ですが、GPIFの運用成績は四半期ごとにまとめられるので、8月末の株価が16900円近くまで回復しても、9月末までに下がれば結局運用損が出てしまうでしょうね。

 9月利上げが行われた場合、株価は短期的に上がるので年金の損はでないかもしれません。ただし、昨年12月のように、利上げ直後は円安株高になっても、最終的には円高株安が進むということは覚えておいた方がいいでしょう。


・年末株価予想13500円前後が中位予想

 すでに年末株価予想が始まっています。

 例えば次のようなサイトが検索で出てきます。

 バリュエーションの上昇による日経平均1万8000円の可能性

https://info.monex.co.jp/report/strategy/20160831_01.html

 この人物は楽観していますが、可能性として18000円代はまったくないわけではないにしても、企業活動の実態にふさわしい株価でないことは明らかです。

 まず、円高による利益の減少という現実があります。昨年120円を超えていた円がいま多少戻ったと言っても103円程度で、円高が続くと輸出企業の儲けは減少します。利益が減少すれば株価もそれに見合った水準に下がるのが普通です。加えて、日本の輸出そのものが大きく減少している現状があり、これに先日書いたデフレスパイラルへの疑いもあります。世界の経済状況を見ても、今と比べて企業の株価が上がる要因は見当たりません。アメリカ経済は息切れしつつあり、イギリスはEU離脱の影響が出てくるでしょうし、イタリアやドイツは多くのリスクを抱えています。中国は貿易の大幅な縮小が続き、世界の工場の地位から転落しています。

 というわけで、わたしは今年の年末株価はいまよりさらに下がると思っています。9月利上げが実現した場合には直後には円安で17000円代に乗るも、10月に入るころには資金の逆流が始まり、株式市場から資金が引き上げて世界不況に陥る危険が高まります。


 暇なので年末の株価でも予想してみましょうか。

 読者の皆さんはもう忘れてしまったかもしれませんが、今年の年初1/4~1/12までの6日連続で株価が下落しました。

 年初から株価が暴落したのはバブルがはじけた1990年以来のことで、前年の終値38915円からわずか1年で23848円と、4割近く暴落しました。今年も同じだと仮定すれば、2015年年末の株価は19033円でしたから、4割暴落すると11400円くらいです。日銀の買いを考慮してプラス2000円としても、13500円前後が年末の予想株価となります。

 ちなみに、1989年は昭和天皇が崩御した年で、1990年はその翌年。今年は平成天皇が生前退位のお言葉を表明した年です。このように、日本の社会、経済が崩壊に向かったあのバブル崩壊の時期といまの日本の状況はよく似ています。そして、偶然にもその前の年は株価が大きく上がりピーク値を付けた年でもあります。

 その後、日本では毎年のように総理大臣が交代する時期が小泉政権まで続きますが、それは経済基盤が崩壊した影響もあるでしょう。それと同じようなことが日本でも起こるでしょう。


 安倍政権が続いてきたのは株価が高かったからだというのは事実です。そして、安倍政権の支持のされ方はそれほど変わっていないのです。経済中心で支持されているという基本的な構造が変わっていない以上、経済が崩壊すれば安倍政権も同じように崩壊すると考えられます。

 ちなみに、13500円前後というのは中位予想です。下位予想は10000万円割れです。実際、日銀の株価つり上げは株価の下支えとしての効果を持っていますが、安定した買い手がいるということでヘッジファンドに狙われる危険が高く、円高に振れれば容赦ない売り浴びせが起こるでしょう。

 加えて、当時の世界的な経済状況です。1990年ごろの原油価格は低かったものの、世界的な不況というわけではありませんでした。日本と崩壊目前のソビエトだけが悪かったのです。当時と比べると、世界経済の状況は1990年ごろより悪化しているともいえます。イギリスのEU離脱に積み上げられたデリバティブ。となると、10000万円割れは決して現実離れした予想ではないということになります。

 でも、そうなると年金はどうなるのでしょうか? 日経平均14000円割れで20兆円の損が出るらしいですが、すでに2015年度通産と、今年の4-6月期だけで10兆円以上の損を出しています。

 結論を言うと、年金は破綻します。年金については明日話します。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000