9月利上げはどうなる? 注目のアメリカ8月非農業部門雇用者数は15.1万人増

 今日の午後9時30分に注目のアメリカ8月非農業部門雇用者数が発表されて、15.1万人増と、市場予想の18万人を下回りました。

 直近2カ月がともに20万人超えで、今月は予想を下回ったものの直近3カ月で見ると20万人超えの数字が出ています。失業率は4.9%で変わらず、なんというか反応に困る結果となりました。現時点では、9月利上げがあるとも、ないとも言えません。

 15.1万人増という数値は決して悪い数字ではありません。10万人割れになれば利上げは12月に先送りされたでしょうが、15.1万人なら利上げがないと言い切れません。


焦点:分岐点の8月米雇用統計、10万人維持なら「ドル高継続」の声

http://jp.reuters.com/article/nfp-idJPKCN117408?sp=true

<10万人割れなら100円割れの攻防へ>

一方、NFPの増加が10万人を下回るなど、予想を大きく下回った場合は、利上げ期待が大きく後退しそうだ。「ドル/円JPY=EBSはあらためて100円割れの攻防が意識される」(三菱東京UFJ銀行・チーフアナリスト、内田稔氏)との見方が多い。

ただ、NFPの増加が10万人以上となったものの、市場予想の18万人には届かないという微妙な数字になった場合、市場反応の見通しは不透明さが増す。

外為どっとコム総合研究所・調査部長、神田卓也氏は「10万人以上であれば、3カ月平均でそれなりの数字をキープできる。9月の利上げの可能性が高まらなくても、12月の利上げの確率が低下することはない」とし、年内の利上げ期待があれば100円は支えられると指摘する。

NFPの増加は5月が2万4000人、6月が29万2000人、7月が25万5000人となっており、7月までの直近3カ月平均は約19万人。

8月が10万人超なら節目の20万人を超えてくる。利上げ期待が維持されれば、足元のドル高基調は少なくとも21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)までは続く可能性がある。

……引用終わり

 この記事にある通り、今後市場は9月20日のFRB会合までしばらく不透明な状況になるでしょう。つまり、なにも起こらなければ値動きが見られない可能性があるということです。

 市場では円が103円から102円台に一時的に円高ドル安に向いたものの、その後戻して市場は均衡しては大用前と比べて大きく動いている様子はありません。しばらくは利上げを意識して急激に円安が進むことも、逆に円高が進むこともなさそうです。

 失業率も4.9%と現状維持で悪い数字ではありませんし、どうなることやら。今後も注目していきたいと思います。


 それにしてもふと思ったことなんですが、アメリカの政策金利を引き上げるという重要な話が、非農業部門雇用者数で決まるのか不思議ですね。まあ、重要指標の一つとして見ているんだと思いますが、この非農業部門雇用者数というのは日本では聞きなれない統計なので、なんでかなと思って調べてみました。


3分でわかるアメリカの雇用統計とマーケットで重要視される理由

http://www.goodbyebluethursday.com/entry/current_employment_statistics

なぜ「非農業部門雇用者数」は増えなければいけないのか?

米国は移民の国です。各国から毎日多くの移民がアメリカにやってきています。

アメリカのGDPの約7割は個人消費であり、個人がどれだけ安定的に収入を得て消費できるか、ということが大切です。

アメリカ経済が現在の状態を維持するには、毎月10万人の非農業部門雇用者数の増加が必要だと言われています。

そして、アメリカ経済が成長するためには毎月20万人の増加が必要だと言われています。

つまり、20万人を下回ると「あんまり景気良くないね」となり、10万人を下回ると「アメリカどうした」といってマーケットが動揺するわけです。

「非農業部門雇用者数」はアメリカ経済をリアルタイムに映す数字

アメリカは日本のように正規雇用が主流ではなく、企業の業績が悪くなればスパっとリストラします。雇用の柔軟性がとても高いのです。

それがいいのか悪いのかは置いておいて、そういった背景を考えると、雇用者数というのが企業の業績や先行きを表しやすいということがわかりますね。

だから、アメリカの雇用統計のうち「非農業部門雇用者数」は「アメリカ経済をリアルタイムに映す指標」として重宝されています。

「雇用統計」の中で「非農業部門雇用者数」と同じくらい重要視されているのが「失業率」です。これは日本でも有名な指標ですが、「失業率」はその国の経済の実態から少し遅れて反映される(大体半年ぐらい)、とみられています。

……引用終わり

 ということらしいです。日本は正社員は固定で動かず非正規労働者の増減で測れるものを、アメリカは雇用の柔軟性が高いから非農業部門雇用者数の増加数で見るということらしいです。

 今回の記事は少し早いですが9月3日分としておきます。明日、明後日は事情があってお休みします。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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