安保法制成立、共産党の国民連合政府提案で始まった野党共闘から1年たった日本は、戦争で大儲けしようとする防衛大臣に牛耳られ、沖縄の蹂躙を野放しにする国になっていた

 今日は安保法制が参議院で可決されてちょうど1年になります。同日、共産党の志位和夫委員長が国民連合政府構想を発表し、今年の参議院選挙でピークを迎えた野党共闘が始まってから1年でもあります。

 わたしはこのデモをネットで盛り上がっているな程度で見ていましたが、1年後のいま、当時の熱狂は見る影もありません。SEALDsは今年8月15日に解散し、野党は目標を見失って、バラバラになりつつあります。

 民進党の党首選では二重国籍が騒がれた蓮舫が勝利し、幹事長に民主党を野党に転落させて安倍政権を誕生させたA級戦犯、野田佳彦を据えるという頭のいかれた人事を敢行しました。

 もはや、呆れて声も出ないというのが野党共闘にわずかばかり期待していた人たちの本音でしょう。


 では、1年たって結局日本と世界はどうなったのでしょうか。今日は1年前から振り返って、いまどうなっているか考えてみたいと思います。

 安保法制が通過してから1年ですが、安倍政権は延期していたスーダンへの派兵を行います。

http://www.mod.go.jp/js/Activity/Pko/pko_unmiss.htm

 スーダンはただの肩慣らしで、安倍政権は完全に戦争をやる気です。それはいまの防衛大臣の懐事情を見ればわかります。


新閣僚で資産トップ 稲田大臣「防衛関連株」を大量保有

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190139

 第3次安倍再改造内閣の閣僚資産公開で、新閣僚10人のうち、保有資産が最多だったのが稲田防衛相だ。家族分を含めた総資産は1億8178万円。不動産が1億7055万円にのぼるほか、複数の防衛関連企業の株式も所有していたことが明らかになった。

 名義は夫ではあるものの、稲田氏が行政改革相を退任した14年9月以降の約2年間で新たに9銘柄を取得。そのうち5銘柄が防衛省との契約金額上位20社(15年度)に含まれていた。

 内訳は川崎重工6000株、三菱重工3000株、IHI8000株、三菱電機2000株、日立製作所3000株。

 川崎重工と三菱重工はSIPRI(ストックホルム国際平和研究所)が、世界の軍事サービス企業の売上高を調査した「The SIPRI Top100」(13年版)にランクインしている。

……転載終わり

 三菱重工は日本最大の軍事関連企業として有名ですね。

 稲田はほかにも富山で議員がたくさん辞職することになった白紙領収書問題を赤旗日曜版(地味に週刊文春より発行数が多く、日本最大の発行部数を誇る週刊雑誌らしいのですが)に暴露されたのに、なぜかこちらはまったく騒がれません。

 他にも、小池百合子を応援した区議7人が自民党から追い出される一方で、小池百合子を応援した若狭衆議院議員が、衆議院の補選の有力候補者になるというちぐはぐな現象が起こっています。これは要するに、安倍政権がマスコミを使って地方議員を叩くことで、国会議員を守ろうという姑息なやり方なのでしょう。吐き気がします。

 参議院選挙で改憲派が3分の2を確保してから、安倍政権のやることなすことすべてに吐き気がするようになりました。前はいらいらするだけだったんですがね。


・沖縄独立問題に発展するか~高江ヘリパッド移設と辺野古移設訴訟~

 もう一つ、1年前よりさらに状況が悪化している地域があります。沖縄です。

 参議院選挙前に、わたしは沖縄の独立なんて不穏なことを書いたことがありました。

https://ninjinchuihou.amebaownd.com/posts/1004145

 それが冗談で言えるような状況ではなくなりつつあります。


 いま、沖縄の高江周辺でヘリパッドの建設が進んでいますが、住民の反対運動が起こっています。いまの政権は本土から機動隊を大量に送り込んで住民を暴力的に抑え込んでいます。この様子については、田中龍作ジャーナルというサイトが取り上げています。

http://tanakaryusaku.jp/2016/09/00014379

 どんなことが起きているかというのは、以下のリンクから関連記事を見ることができます。

沖縄タイムズプラス

http://www.okinawatimes.co.jp/subcategory/%E9%AB%98%E6%B1%9F%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89


 もう一つ、参議院選挙前に政府と沖縄県が辺野古移設承認について法廷闘争に突入し、一時休戦していましたが、参議院選挙が終わるとすぐに先ほどのヘリパッド移設を進め、先日、法廷闘争で政府側が勝利しました。

 この判決を出した多見谷寿郎裁判長は、“行政訴訟では体制寄りの判決を下す”ともっぱら評判で、この人物は政府が送り込んだ人物です。そんな人物が国と沖縄の裁判を裁くのだから、当然政府が勝つわけです。

辺野古トンデモ判決の裏に裁判所の露骨人事! リベラルな裁判官を異動させ行政

http://lite-ra.com/2016/09/post-2567.html


 こういったひどいことが起こっているといいうのに、いまの沖縄北方担当大臣は沖縄の問題そのものをバカにするような態度をとっています。

辺野古訴訟「早く片付けてほしい」 鶴保・沖縄北方相

http://www.asahi.com/articles/ASJ9J3T1GJ9JUTFK005.html

鶴保庸介沖縄・北方相は16日午前の記者会見で、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設計画をめぐり政府と沖縄県が争っている違法確認訴訟について、「注文はたったひとつ、早く片付けてほしいということに尽きる」と語った。同県名護市辺野古への移設を急ぐ政府に沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は反対しており、鶴保氏の発言は沖縄側の反発を招く可能性がある。

……引用終わり

 鶴保氏は、沖縄・北方担当大臣なので、沖縄問題だけを担当しているわけではありません。いま安倍政権はロシアのプーチンと接近していることから、大臣は北方領土問題に力を入れたいと思っており、沖縄の問題で足を引っ張られたくないという本音が出てしまったのだと考えられます。

しかし、こうした態度が沖縄により強硬な態度を取らせる原因になりかねません。訴訟の件では、すでにその兆候が出ています。


【沖縄独立論を否定せず】「自己決定権すらないのであれば独立を、との動きがあるのも事実」 沖縄選出の糸川・伊波両参院議員

http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/22074


・北方領土問題と周辺国との関係

 北方領土問題について少しだけ触れておきますが、安倍政権が北方領土を取り戻せるとわたしはまったく考えていません。これまで数多の政権が取り組んでは裏切られるを繰り返してきた問題を内弁慶で、外交はマリオのパフォーマンスと金をばらまくことしかできない男に取り戻せるはずがありません。

 しかも、安倍政権はいま外務省と不仲で、こうした交渉を外務省との信頼関係抜きでできるはずがありませんし、ロシア側も返す気はないようです。住民の78%は返還に反対しており、賛成しているのはわずか7%だけです。


返還反対78%に低下=北方領土でロシア世論調査

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080500739&g=pol


 いまロシアと接近することで、ロシアに対する経済制裁を強めるアメリカのオバマ政権に嫌われて、先のG20でオバマは安倍との会談をキャンセルされたりしています。そういうことはあまり表の報道ではされませんが、日米関係を危うくしているのは安倍政権の沖縄とロシアに対する態度のせいだと言わざるを得ません。


 以上をまとめると1年前と比べて日本の国内および、周辺の状況はますます悪化していると言えます。

 要するに、第三次世界大戦のシナリオは回避できなかった、ということなのでしょうか?

 わたしは特に絶望しているわけではありませんが、わたし以外の人は絶望的な気分になっているようです。まあ、それが当たり前なのかもしれません。

 天皇の生前退位も、特措法を来年の通常国会で通過させて終わりのようです。衆参で自民党は単独過半数を持っていますから、確実に可決されます。憲法改正が争点になるのは、2017年の臨時国会のあたりでしょうか。前にわたしが書いたスケジュール通りに進みそうですね。

 安倍政権に今後降りかかるであろう多くの問題を乗り越える力があるのか甚だ疑問です。なんとか政権交代してほしいですが、辺野古移設を容認する蓮舫党首と、裏切り者の野田佳彦では……。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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