銀行のビジネスモデルは2度破綻する、の補足

 今日は9月16日の記事の補足です。

銀行のビジネスモデルは2度破綻する~マイナス金利がもたらす第2のリーマンショックとその構造~

https://ninjinchuihou.amebaownd.com/posts/1321249

 という記事で、今後地方銀行の6割が赤字になるという記事を載せましたが、もう少し詳しいデータが出ていました。


全国の銀行、銀行預金と貸出金は増加継続も

金利低下の影響で利ざやは縮小傾向

http://moneyzine.jp/article/detail/214604

 全国銀行協会が9月7日に発表した「全国銀行 預金・貸出金速報」によると、全国の銀行の8月末の預金残高は、前月末比で1兆422億円(0.2%)増加した。前年同月末比では31兆6,253億円(4.9%)増加し、119カ月連続で前年同月末を上回った。一方、8月末時点の貸出金については、前月末比で5,062億円(0.1%)増加、前年同月末比で10兆1,854億円(2.2%)増加し、60カ月連続で前年同月末を上回った。

 発表された数値をみると銀行の経営は順調にみえるが、収益環境は厳しいようだ。東京商工リサーチは114の銀行の、2016年3月期決算をもとに「総資金利ざや」を調査し、その結果を9月12日に発表した。

 銀行は預金などで集めた資金をもとに貸し出したり、有価証券などで運用したりして利益を得ている。「総資金利ざや」はその収益状況を示す数値で、貸し出しや運用で得る利回りから、預金など運用資金の調達金利を引いて計算する。「総資金利ざや」の数値がプラスだと収益を得ており、その値が大きいほど収益力が強いことを示している。マイナスの場合は「逆ざや」と呼ばれ、貸し出しや運用で利益を得ていないことを意味している。

 発表によると、銀行114行の2016年3月期での「総資金利ざや」の中央値(全データを昇順または降順に並べた際に真ん中に位置する値)は、前年同期比で横ばいの0.17%だった。過去の推移をみると、調査開始した2009年は0.29%で、2010年が0.27%、2011年が0.26%、2012年が0.24%、2013年が0.21%、2014年が0.20%、2015年が0.17%と低下を続けてきたが、2016年は低下ペースが一段落した。これは投資信託の配当増や保有投信の解約益など、有価証券利回りの改善が寄与したもので、銀行の本業である貸し出しの利ざや改善を示すものではないと同社は指摘している。

 「総資金利ざや」の推移を個別にみると、114行のうち前年同期比で縮小したのは55.2%にあたる63行で、前年同期より拡大したのは34.2%にあたる39行だった。利ざやがマイナスになる「逆ざや」だったのは12行で、前年同期より1行増加した。「逆ざや」だった銀行の内訳は、大手銀行が3行、地銀が6行、第2地銀が3行。また、過去の推移をみると、2009年が4行、2010年が1行、2011年が2行、2012年が8行、2013年が12行、2014年が8行、2015年が11行だった。

 日銀がマイナス金利を導入したのが2月だったため、2016年3月期では影響が限定的だった。しかし、2017年3月期はマイナス金利の影響を大きく受けるため、収益が圧迫される可能性がある。預金や貸出金は増加傾向にあっても、金利低下の影響や銀行間の貸出競争の激化により、銀行の本業収益は厳しい状況がしばらく続きそうだ。

……転載終わり

 銀行の収益悪化は2017年度さらに悪化する見込みです。現在、国債10年物の金利は、イードルカーブの修正を目指す日銀の先日の会合をあざ笑うかのように、むしろマイナス幅を拡大させて、現在-0.07%です。加えて円高で輸出企業の業績が悪化し、いまは良好な貸し出しも縮小する可能性が高いです。こうしたことから、2016年度の決算が出ることには銀行の株価が暴落するかもしれません。


 もう一つ、日経平均と先物の価格ギャップがなぜ生じるのかわからないと最後に書きましたが、説明している優良で有料記事がありました。

【先物】日経平均と日経225先物の価格にギャップが生じる理由

http://moneyzine.jp/article/detail/4022

「日経平均」と「日経225先物」

 「日経225先物」の説明をする前に「日経平均」の復習から入りましょう。

 概念的な話なので、これを知ったからと言って相場で勝てるようになるわけではありませんが、知らないまま先物取引を続けると、負ける確率・負ける額が大きくなる危険性があります。

 更に言えば、「日経平均」と「日経225先物」の違いを知らなければ、いつまでたっても、現物株と先物指数間にあるギャップ・歪みに気が付くことが出来ません。

 日経225先物取引とは、現物株式市場との歪みを取りにいく作業です。 先物価格が上がった下がったで一喜一憂する初心者レベルから脱却するためにも、日経平均という最も基本的なところから見ていきましょう。

 基本的な話で、面白みはないと思いますが、我慢して読んでいただければ幸いです。

日経平均とは、日本を代表する「225銘柄の修正平均値」のこと

 よく新聞やニュースで目にする、「本日の日経平均は…」と言うのは、東京証券取引所第一部銘柄(企業)約1,700社の中から、日本を代表する225社が選別され、その「225社の株価を修正平均した数値」のことで、これを「日経平均」と言います。

 勘違いされている方が意外に多いのですが、「日経平均」は225銘柄の株価を単純に足して225で割った数字ではありません。ダウ平均株価の株価平均型方式を基にした計算方法で算出された「修正平均値」です。

 修正値ではありますが、日経平均は「形のある株」225種類(銘柄)から算出されたものであり、故に「実体のある指標」とみることができます。

 対して、「日経225先物」とは、その日経平均株価を対象とした「指数の取引」のことです。先物とは文字通り「先(将来)の日経平均株価を予想し売買するモノ(商品)」です。

 将来の日経平均が上がるか下がるかを予想し、日経225先物と言う指数を大阪証券取引所で売買することが、日経225先物取引(売買)なのです。

 つまり、日経225先物は、「実体のない指数」とみることができます。現実は、「日経平均」と「日経225先物」の価格はほぼ連動するので、違いが意識されることは少ないのですが…。

……引用終わり

 ここから先は予想するしかないのですが、おそらく日経平均先物は指数の取引で、先を予想して買うものであることから、先物が平均よりも下がる最大の原因は、今後の日経平均株価が下がる可能性が高いことを示しているのでしょう。

 確かに、イギリスEU離脱など、株価が下落傾向にあるときは先物価格が下がりますよね。ひとまず、これで日経平均と先物食い違いがわかり、今後株価が下落する可能性が高いことがわかりました。

 26日の日経平均は200円ほど下がり、日銀の総括的検証以前の水準に戻りました。あの会合が市場に及ぼす影響などなかったということがはっきりしています。今後の金融政策のかじ取りはどうするつもりでしょうか?


日銀総裁 必要ならマイナス金利の幅拡大も

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160926/k10010707221000.html

日銀の黒田総裁は、金融政策の枠組みを変更し、新たに長期金利の水準を目標として定めるなどの措置を決めたあと初めて講演を行い、必要と判断すればマイナス金利の幅の拡大など追加の金融緩和も辞さない考えを強調しました。

大阪で講演を行った黒田総裁は、先週の金融政策決定会合で金融政策の枠組みを変更し、新たに長期金利の水準を目標として定めるなどの措置を決めたことについて、「これまでと比べて国債の買い入れを柔軟かつ効果的に運営できるようになり、さまざまな環境の変化に応じた対応が可能となるほか、政策の持続性も高まる」と説明しました。

そのうえで、「率直に申し上げてデフレからの脱却には想定以上に時間がかかっているが、今がデフレから完全に抜け出す絶好の機会だ。日本経済のために必要だと判断すればちゅうちょなく調整を行なう」と述べ、必要と判断すれば追加の金融緩和も辞さない考えを強調しました。

さらに黒田総裁は、「具体的な追加緩和の手段としてはマイナス金利の幅の拡大と長期金利の目標の引き下げが中心となる」と述べ、経済や物価の状況によってはマイナス金利の幅を拡大することもあり得るという考えを示しました。

……転載終わり


って、結局利下げしかないのかよ!

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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