頻発する自然災害、1月後に迫るアメリカ大統領選挙についての記事紹介
本日は最初に壮大な自然の話をします。
まず、今年4月の熊本地震の震源地の近くだった阿蘇山が噴火しました。
阿蘇山が爆発的噴火 警戒レベルを3に引き上げ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161008/k10010722451000.html
8日未明、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的噴火が発生しました。気象庁は、阿蘇山に改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル3に引き上げ、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、8日午前1時46分ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的な噴火が発生しました。
火口から、およそ1キロ西南西にある観測点では、噴火に伴って規模の大きな空振と呼ばれる空気の振動が観測されたほか、監視カメラの画像を分析したところ、火口から1キロを超えて噴石が飛んだ可能性があるということです。
火口周辺は雲に覆われていて噴煙の詳しい状況はわからないということですが、気象衛星による観測では噴煙が高さ1万1000メートルに達したことが確認されたということです。
阿蘇山噴火、水蒸気爆発か…今月に入り兆候確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161008-00050080-yom-sci
阿蘇山の噴火の兆候を観測する研究施設「京都大学火山研究センター」(熊本県)の大倉敬宏教授によると、今回の噴火は、火山の地下水がマグマの熱によって温められ、沸騰して爆発する「水蒸気爆発」とみられる。
今月に入り、火山性地震や微動が活発化するなど、水蒸気爆発が起きる兆候が確認されていたという。
気象庁などによると、8日未明の噴火が起こる約4時間前の7日午後9時50分頃、噴火が発生。この噴火により、いったん岩盤が割れて火口が開いたが、8日未明になり、何らかの原因で火口が再びふさがった。これによって地下の圧力が急速に高まり、今回の爆発につながった可能性がある。今回のように、大きな空気の振動を伴う爆発的噴火は1980年以来となる。
……引用終わり
高さ1万1000メートルというのはかなりの高さです。
ここ3日ほどは熊本に限らず、全国的に地震が一日に3~4回しか来ないというペースだったので、どこに地震が来るかと待っていたら噴火だったというわけです。
活動の詳細は以下のリンクにあります。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/fukuoka/v-act/v-act_500.pdf
もう一つ、ハイチに2007年以降では最大規模「カテゴリー4」(7日に3に引き下げられる)のハリケーン、マシューがやって来て、すでに840人以上の方が亡くなっています。
ハリケーン死者842人に=大統領不在、被害拡大の恐れ―ハイチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161008-00000001-jij-int
ロイター通信は7日、大型ハリケーン「マシュー」の直撃を受けたハイチの死者が、少なくとも842人に上ったと報じた。
ハリケーンでは隣国ドミニカ共和国でも4人の死亡が確認されている。
……引用終わり
このクラスの台風は今年すでに中国などに来ていますが、全体的に台風が強い印象を受けます。
太平洋の西側でも、台風19号、20号が発生していますが、幸い日本に被害をもたらすことはなさそうです。
さて、最後にアメリカ大統領選挙が1カ月後に迫っているということで、今回は大統領選挙について気になった外部記事を紹介したいと思います。
まずは、少し前になりますが、第一回討論会に関する記事です。
米大統領選:第1回討論会における19のおかしなやりとり
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160930-00026739-rollingsj-int
米大統領選、第1回テレビ討論を世界はどう報じたか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160928-00177718-newsweek-int
一応、ヒラリー優勢でトランプが攻め込まれていたとみているように見えますが、ドナルド・トランプの暴言や攻撃的な態度をやめなかったので互角だと捉える人もいるようです。
次に、なぜ大統領選挙がここまで混迷しているのかについて記事です。
今まで全勝の米大統領選予測、今回は異変が・・・
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160930-00048011-jbpressz-int
混迷する米国政治を見て大統領制放棄もありうると落合信彦氏
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160926-00000001-pseven-int
クリントン家暴露本のベストセラーに見る、米大統領選混迷の要因
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160923-00109719-hbolz-int
くすぶる「ヒラリー重病」説 勢いづく“トランプ大統領”の現実味〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160920-00000244-sasahi-n_ame
「現職オバマ大統領」が大統領選に深く関与する理由 新潮フォーサイト
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160930-00010000-fsight-int
オバマの介入は、カレイドスコープブログのCプランを思い起こさせます。いまのところ、爆発テロはありましたが、死者は出ていないのでなにかが起こっているという感じはありません。じりじりとダウ平均が下がっているのも気になりますが、許容範囲でしょう。このままだと、ヒラリーが89%の確率で勝つという予測が今のところ出ています。
次の記事ではトランプ人気が加速したのは党大会でクルーズをヒールに仕立て上げたおかげではないかという興味深い内容が書かれています。
トランプ人気が急加速、悪役クルーズ登場が契機に
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160729-00047485-jbpressz-n_ame
次が最後になります。いまのアメリカが4つに分裂していることが書かれている記事です。その部分を引用してみます。
4分裂が進む米社会、大統領選で亀裂が具現化
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160816-00047618-jbpressz-n_ame
民主党サイドでは――。
1.クリントン氏が主張するバラク・オバマ政権の継続と安定を求める党内エスタブリッシュメント(既成権益勢力)+オバマ路線を継承したいリベラル中道勢力。
2.1930年代の伝統的な民主党のリベラル路線への回帰を目指すリベラル改革派勢力+ミレニアム世代の理想主義的リベラリル勢力。バーニー・サンダース上院議員を支持し続けた原動力だ。
それがクリントンvsサンダースの対決構図だった。
共和党サイドでは――。
3.ホワイトハウス奪還を目指す共和党党内エスタブリッシュメント+東部白人エリート保守派勢力。
4.共和党を支配するエスタブリッシュメントに反発する南部、中西部を中心とした保守層+低所得・低学歴の白人草の根保守派勢力。
それがトランプvsエスタブリッシュメント候補者たちの対決構図だった。
……引用終わり
個人的に最後の記事は後半からサンダースについて語っており、彼の主張が一切ぶれていない理由と背景がわかるのでご一読を勧めします。
日本時間10日の朝に第2回の討論会があります。引き続き大統領選挙に注目していきたいと思っています。
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