ポンド急落、国債価格下落、金の急落にもかかわらず、株価だけが安定し続ける不気味な世界経済

 このごろの世界経済は少しおかしなところがあります。まず、10月7日の為替市場でイギリスのポンドが急落しました。

英ポンド、原因不明の急落 金融市場に衝撃

http://www.afpbb.com/articles/-/3103670?cx_tag=pc_rankday&cx_position=5#cxrecs_s

 【10月8日 AFP】7日の外国為替市場で、英ポンドが「フラッシュ・クラッシュ(瞬間的急落)」と呼ばれる一時的な急落を見せ、英国の欧州連合(EU)離脱、通称「ブレグジット(Brexit)」で揺れる各市場に衝撃が広がった。

 英国のEU離脱条件についての懸念を背景に、英ポンドは今週、下落を続けていたが、7日のアジア取引時間中、わずか数分間に対米ドルで6%急落した。

 英ポンドはグリニッジ標準時(GMT)6日午後11時10分(日本時間7日午前8時10分)、31年ぶりの安値となる1ポンド=1.1841ドルまで急落し、その後1.24ドルまで回復。一方のユーロも、6年半ぶりの高値となる1ユーロ=94.15ペンスを記録した。

……引用終わり

 数分で6%というのはかなりの下落です。しかも、すぐに元の価格に戻っています。その原因についてアルゴリズムが原因ではないかという意見が出ています。

アルゴリズムでポンド急落か 離脱交渉めぐる記事きっかけ?

http://www.bbc.com/japanese/37582590

 英ポンドの対ドル相場が7日、アジア時間朝の取引で一時6.1%下落し、31年来の安値を更新した。トレーダーたちは、コンピューターのアルゴリズムが引き金となったのではないかと推測している。

 ポンドは一時1ポンド=1.1841ドルと、1985年3月26日以来の安値を付けた。その後、1.24ドルまで回復したが、それでも米市場での水準を1.5%下回った。

 アナリストたちは、自動取り引きソフトウェアのアルゴリズムが新聞記事に反応して、急落を招いたのではないかと指摘している。その一方で、いわゆる「太い指トレード」と呼ばれるトレーダーの誤入力など、単純ミスがきっかけだった可能性もある。

 豪メルボルン在住のIG証券アナリスト、アンガス・ニコルソン氏はBBCに対して、「何が引き金になったのか正確に知るのは難しい」と話した。

 ポンド急落は、英紙フィナンシャル・タイムズが、オランド大統領が英国に対して「厳しいEU離脱交渉」を要求しているとオンライン版で伝えた直後に起きた。

 「キーワードやニュースの流れに注目するアルゴリズムが、この記事に反応してポンドを売り始めたのかもしれない。そのため、通常なら取引高が少ない時間帯にポンドが大きく動いているのを検知した、ほかのアルゴリズムも反応したのかもしれない。そこにさらにほかのアルゴリズムも引きずられ、売りが重なり、瞬間的な急落につながった可能性がある」とニコルソン氏は言う。

「今のポンドはとても不安定な通貨だ」

 瞬間的な急落からただちに回復したものの、余波は続くかもしれないとシンガポール在住のアナリストは言う。

 KGI証券のニコラス・テオ氏は、「なぜ急落したにせよ、その悪影響は無視できないかもしれない。今の為替取引の世界は深く連結して、非常に自動化されている。それだけに、英ポンドほど幅広く取り引きされている商品が、今朝のように急激に大きく動いたとなると、大勢にとって意図しなかった展開が待ち受けているはずだ」と書いた。

 メイ英首相が2日に、欧州連合(EU)離脱交渉を3月末までに開始すると発表して以来、ポンドに対する下げ圧力が続いている。3月末までに離脱交渉を開始すれば、英国は2019年半ばまでにEUを離脱することになる。6月末の国民投票以来、具体的な離脱時期が公表されたのは初めてだった。

 首相の発表を受けて、英国が移民規制強化を目的にEUを離脱する、いわゆる「ハード・ブレグジット(EU離脱)」を選ぶつもりではないかという懸念から、ポンドの下落が続いている。

……転載終わり


 なんだかわからない理由でポンドが暴落したのはなにかの前兆なのでしょうか? それとも、アルゴリズムの背後にあるAIの意思でしょうか? 専門的で難しいですが、もう一つこちらはタイトルとリンクだけつけておきます。


 ポンド殺人事件の謎を追う!暴落の真相は? スプレッドが狭いままだったFX会社発見!

http://zai.diamond.jp/articles/-/203803


 金価格も10月4日に急落しました。

 10月に入ってから、世界の国債の価格が上がり始めています。ドイツは少し前までは金利がマイナスだったのに、いまはプラスです。主要国で長期金利がマイナスなのは国債を買いまくっている日本と、スイスだけです。

 このように、これまでとは明らかに違うトレンドが形成されつつあります。株式市場の動きを見ても、そろそろ大きく上がるか、下がるかという時期に来ています。


 少し前に騒がれていたドイツ銀行の問題が急に静かになりました。しかし、別に問題が解決し訳ではありません。賠償金が安く決着するというのも誤報で、いまだに交渉は続いているようです。もし140億ドルの賠償金を支払うことになれば、ドイツ銀行は破綻してしまうでしょう。いまは嵐の前の静けさといった感じが漂っています。

 すでにドイツ銀行最大の株主もドイツ銀行から離れつつあるようです。


ドイツ銀行の最大株主、カタール王族がドイツ銀行を見捨てる?

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51995166.html

元記事リンク

http://beforeitsnews.com/opinion-liberal/2016/10/boom-deutsche-bank-largest-customer-qatar-pulls-the-plug-2539448.html

(概要)

10月16日付け

“Boom! Deutsche Bank Largest Customer, QATAR, Pulls the Plug”

by Newsroom

明日、ドイツ銀行が破たんするかもしれません。

なぜなら、ドイツ銀行の最大の顧客(貸手)であるカタール王族がドイツ銀行の支援を止めることにしたからです。

カタール王族は、米司法省がドイツ銀行に科した巨額の罰金(114億ドルの罰金=ドイツ銀行がアメリカで不動産担保証券の取引を行ったことことが原因で2008年にアメリカで住宅ローン危機が発生した)に苦しむドイツ銀行にこれ以上融資するのを止めることにしました。

債権取引を行ってきたカタール王族はドイツ銀行の長期戦略について懸念を示しており、ドイツ銀行は最大の顧客に見捨てられ、破たんの危機に直面しています。

カタール王族が融資を止めれば、内密に投資を呼び込もうとしたドイツ銀行の生き残る道は途絶えることになります。

このことに関してドイツ銀行は一切コメントを出していません。

カタール王族は2年前にドイツ銀行に対する増資の一環として15億7千ポンドの株投資を行いました。しかし当時に比べ、今年のドイツ銀行の株価は45%も暴落しています。その結果、カタールは10億ポンドもの損害を被りました。

先週金曜日にドイツ銀行は今後、雇用を控え、9000人のリストラを行うと発表しました。さらに6000人の外部契約者を削減しています。

中略

ドイツ銀行の経営は、株と証券の大口投資家に依存しているため、カタールがドイツ銀行に投資を止めれば、破たんは免れません。

ドイツ銀行最大の株主であるカタールは今後の株取引について非常に神経質になっています。

……引用終わり


 ということで、ドイツ銀行は確実に破たんへの道を突き進んでいるのです。支店を整理して、従業員を減らしていますが、ドイツ銀行の収益源の柱が浮かんでこない以上、状況は悪化する一方です。ドイツ政府はドイツ銀行を公的に支援する気はないので、第二のリーマン・ショックにつながる、ドイッチェ・ショックが起きてもおかしくはありません。それが10月中、アメリカ大統領選挙の直前に起こるとすれば、それは相当なショックになるでしょうね……。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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