若狭離党から小池新党の旗揚げ。そして参議院選挙後、おおさかから党名変更した日本維新との合流、橋下徹復帰で第1党を奪取する支配層の計画

 この話をする時期がとうとうやってきてしまいました。

 昨日、東京10区の補選で小池百合子のシンパである若狭氏が自民党公明党の公認で当選したことをお伝えしましたが、その若狭氏がさっそく自民党の離党を示唆しているというのです。


若狭氏が衆院補選圧勝後に離党示唆…小池派区議7人の処分に異議

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161024-00000070-sph-soci

 午後8時の開票と同時に当確が報じられる圧勝にも、若狭氏は浮かない表情を見せた。一体なぜか。取材に対し「7人の区議の問題等も残っていますので、これから大きな課題になる」と理由を明かした。「7人の区議」とは、7月の都知事選で自民党の方針に反し小池氏を応援した豊島・練馬区議7人のことだ。小池氏は彼らを「7人の侍」たたえたが、都知事選後、“都議会のドン”と呼ばれる自民党都連の内田茂前幹事長らから離党勧告処分が下された。都連側は10月30日までに離党届を提出するよう命じ、提出しない場合は除名するとしている。この日、祝福ムードに包まれた若狭氏の選挙事務所に党幹部や都連幹部の姿はなかった。

 党の方針に逆らい出馬した小池氏への処分はなし。国会議員で唯一、小池氏の応援に入った若狭氏も二階俊博幹事長からの厳重口頭注意で済まされている。弁護士の若狭氏は区議7人との処分の差について、「私が小池さんを応援したことは、区議たちとまったく同じ。私は党公認で補選で当選できた。一方では除名という話が残っている。法律的な観点からすると、このままにするわけにいかない。同じことをした人には、同じ結論を出さなければいけない」と区議らを擁護。党に対して「適切な対応をしてくれると大きく期待したい」と訴えた。

 区議7人は、今回の補選でも中心となってサポートした。若狭氏は「彼らの応援によって当選させていただいたのは紛れもない事実」と感謝し、「(仮に)7人が処分されながら、私が自民党の衆院議員をこのまま続けるというのは、私の人生観ではありえない」と、処分次第で離党も辞さない覚悟を示した。

……引用終わり


 自分と同じで小池を応援した7人の区議が除名で、自分は出馬させてもらい、区議に応援されたから彼らを裏切れないというのは言い分としては一応理解できます。

 しかし、よく考えてください。自民党は若狭氏が小池派だと分かっていながら公認を出しました。もちろん、野党候補に確実に勝てる候補だからということもあるでしょうが、最終的に若狭氏が小池百合子と合流することは火を見るよりも明らかなことでした。党内に火種を抱えることは事前に予想できたはずです。

 このことから、官邸と小池百合子の間で事前になんらかの話し合いがもたれて、仲直りのふりをしながら小池新党を陰でサポートする戦略をとっていると思われます。つまり、安倍と小池は完全にグルなのです。

 なにせ小池百合子は、第1次安倍政権で防衛大臣を務めていた人物で、警察公安自衛隊を重視する安倍晋三にとってキーマンの一人と言っていい存在です。この2人で出来レースを行うのは簡単です。

 都知事選挙を思い出してほしいのですが、安倍は自民党公認の増田氏を応援するように言われながら、結局一度も応援には駆けつけませんでした。このことからも、自民党と小池の対立はでっち上げ、小池劇場の演出の一つに過ぎないことが分かります。増田は小池劇場の敵役の劇団員を演じさせられて、まんまと一杯食わされたのです。

 そのことに気づけば、区議7人を除名して、若狭を自民党公認で東京10の補選に出した理由も明らかです。

 同じように小池百合子を応援した区議7人を処分しておいて、国会議員の若狭氏はなぜかたいした処分も与えず補選で推薦するというのがもう完全にちぐはぐで、出来レースだと確信させるのに十分なものです。ちなみに、この対応を行ったのは二階幹事長で、官邸ではいま二階幹事長と菅義偉官房長官が対立しています。

 二階は安倍と支配階級の意向をくんで、小池と橋下を合流させる上からの指令を受けた人物と思われます。

 彼らにとって区議7人が除名されたことに若狭が抗議するのは事前に織り込み済みです。自民党都連や自民党本体は蚊帳の外で、官邸と官邸のさらに上の連中が織り込み済みという意味です。

 小池派の若狭をあえて自民党から当選させ、区議7人の除名をすることで若狭が自民党から離党する大義を与える。そういう戦略なのです。一応、自民党の幹事長である二階としては、ここで離党を許すような露骨な真似はしないでしょうが、今後の離党に含みを持たせる補選から、最終的な方向性はすでに決まっているということでしょう。


 では、若狭氏が離党して何をするつもりなのでしょうか。小池新党を作り、日本維新の党と合流させるのが彼らの目的です。

 次の記事を見てください。小池百合子は政治塾を作り、4000人の応募者が現れたそうです。その大多数は勝ち馬に乗りたい連中です。

<小池政治塾>「希望の塾」応募者が4000人超える

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161023-00000067-mai-pol

 小池百合子都知事は23日、自身が10月30日に開校する政治塾「希望の塾」の応募者が4000人を超えたことを明らかにした。東京10区補選の結果と併せて知事の勢いを示すものと受け止められ、7月の都知事選で党方針に反し小池氏を応援した豊島、練馬区議計7人について自民都連が処分の軽減を迫られる可能性が高まっている。

 都連は現在、7人に離党勧告処分を出し、小池氏の開塾と同じ10月30日までに離党届を出さなければ除名するとしている。だが、7人は離党か除名となれば、次の区議選に「小池知事推薦」の肩書で立つことも考えられる。処分が「小池新党」を後押ししかねず、「(支持率の高い)今の知事を敵に回すことはできない」(自民都議)との声も上がっている。

……引用終わり


 小池百合子は都議会で自民党都連とわだかまりがあり、彼女としては自分個人の力を持ちたいと思っているはずです。小池新党を立ち上げて、東京都だけでなく、全国区での戦いを行う可能性は十分あります。4000人という数は、東京の都議、区議、市議だけでは収まり切れない数です。となれば、全国に打って出る可能性は高い、いやほぼ確定でしょう。都知事選挙がなぜか参議院選挙を押しのけて全国放送で取り上げられた結果、全国的な知名度は申し分ないので、小池の旗を掲げて出馬すれば資金も人も集まり、全国区の選挙でも十分勝利できるはずです。

 すると目につくのは、もう一つおおさかから党名を変えて日本維新の党と改めた政党の存在です。

 前回の参議院選挙で、おおさか維新では大坂と近畿圏以外で勝てないことが分かり、参議院選挙の直後に、日本維新の党と改名しました。党名の変更から、個の政党が国政での大躍進を狙っていることは疑いようがありません。

 もともと橋下が都知事になるというプランもあったようなのですが、橋下の出馬準備が間に合わず、小池百合子に譲ることになりました。利にさとく、情勢を読むのが得意な橋下は、自分だけでは政権を取れないと知っているのでしょう。大阪都構想を住民投票で否定され、政治的な負け犬である橋下が都知事選挙に出ても、大坂と風土が全く異なる東京で勝てる保証はありません。むしろ、東京で勝てる都知事と元大阪府知事、市長である自分と組んだ方が政権が近いと判断したのです。

 橋下徹は2012年12月、初めての衆議院解散総選挙で100近い議席を取るとみられていましたが、直前に石原慎太郎と組んだことで勢いを失い54議席しかとれませんでした。なお、このときの民主党は57議席を取り、かろうじて野党第一党の地位を守りました。

 橋下徹の頭には、東京と大阪が組んで、全国の都市部を制圧して政権交代をするというシナリオがいまでもあるはずです。前回は相手を選び待ちあげて失敗しましたが、小池百合子なら相手として申し分ありません。

 都知事選挙からマスコミの支援を受ける小池百合子と、大坂で人気のある橋下が組めば絵になるし、斬新さもあり、国民から支持されるでしょう。

 もちろん、思想的にも右寄りの立場、改革を進めるイメージで共通していますし、橋下も小池も、安倍と仲良しでマスコミを手なずけている点でも同じです。これだけ似ていれば、民進党よりも、小池橋下に野党第一党になって茶番劇を演じた方がいいと考える理由は十分すぎるほどです。

 ただし、自民党としては小池新党ができると困るので、菅義偉は安倍をサポートしながら、小池よりの二階幹事長と敵対しています。彼らの対立軸は実は党内ではなく、党の外部にあるのです。また、タイミングも重要で、今年の総選挙に小池・橋下同盟が出てくれば、自民党は負ける可能性があります。菅はそれを少しでも遅らせようとし、二階はどちらかというと進めようとしているわけです。安倍は菅も二階も、小池も橋下ともつながっているので、状況をアンダーコントロールすることができます(福島第一原発の汚染水はアンダーコントロールできないくせに)。

 もちろん、実際には安倍がアンダーコントロールしているのではなく、安倍の上の勢力がやっていることです。

 もし小池新党が日本維新の党と合流すれば、橋下徹の全盛期である2012年12月総選挙以上の結果になるでしょう。あの時は小選挙区で700万、比例で1200万票を取って54議席を取りました。今回は東京と首都圏での上乗せを期待できるので、民進党から野党第1党を奪いさることも射程圏内です。このことに気づいた民進党内部にいる旧維新の勢力は、小池新党に呼応して日本維新に合流する流れが生まれます。そうなれば、民進党はいまの勢力をさらに失い、次の選挙で確実に野党第1党の地位を失います。民進党では連合と野田が分断工作を行っていますが、これも上の指示でしょう。

 では、小池と橋下の日本維新の党は政権を取る気があるのでしょうか? もちろんあります。

 上の連中が安倍のような嘘つきを平気でのさばらせているのは、最終的に小池百合子と交代するところまで見込んでいるからです。ヘイトをうまく集めて、それを倒す候補者を立てれば安倍政権は打倒できますからね(ただし、それは安倍と安倍の上にいる連中のアンダーコントロールのもとにある、作られた政権交代ですが)。

 小池と橋下のどちらがトップになるかはわかりませんが、奇妙なことにアメリカ大統領選挙とこの日本維新の党は似ているところがあります。アメリカで女性大統領が誕生すればメディアの応援を受けて小池百合子が、トランプが大統領になれば橋下が総理大臣になるでしょう。橋下はヒトラーや暴言の点でトランプと並び称されていますし、小池百合子は不正をしており、安倍政権の下で防衛大臣を務め、日本会議の国会議員トップを務めるきな臭い女です。にもかかわらず、マスコミの力で抑え込んでいるあたりから、同じ匂いがします。橋下徹=ドナルド・トランプ、小池百合子=ヒラリーと置き換えれば、この新党が大統領選挙後を見据えて作られたことがわかります。維新はどちらが勝っても次の政権を取る準備ができているということです。これが偶然のはずがありません。アメリカ大統領選挙に合わせて用意されたものなのです。

 それでも次の選挙で交代するとまでは断言できないので(なにせ、維新は国政レベルでは安倍の補完勢力とみなされているので、国政レベルで野党第1党ですらない政党がいきなり政権を取るというのは考えにくい。改革を訴えても、彼らには新自由主義的改革しかできません)、第98代総理大臣は安倍晋三だが、完全な勝利とは言えず任期を延長したあと、東京オリンピック後に解散総選挙を行い、そこで自民党は下野し、99代総理大臣に小池か橋下を予定しているのでしょう。そうなればすべてが連中の計画通りに進んでいることがわかります。

 わたしの読みでは、実際に戦争を始めるのは小池か橋下に交代した後だと思います(しつこいですが、小池百合子は第一次安倍政権の防衛大臣でした)。近衛文麿の後、戦争直前に総理が変わっていることから、その可能性が高いです。あるいは、98代目で交代させて日米で女性トップをそろえて戦争に進む気なのかもしれません。その場合、すぐにでも第三次世界大戦が予定されている可能性があります。

 現時点ではどちらのシナリオが採用されているのか確定はできませんが、アメリカ大統領選挙の結果を見れば、衆議院解散総選挙前に小池新党ができて日本維新と合流する時期と、解散総選挙の時期、そして近未来の情勢を予想できるでしょう。

 その先まで考えるなら、年齢的に自民党のホープである小泉進次郎が100代目に就任する可能性が高いと予想できます。

 野党にとっては次の選挙が正念場になることは間違いありません。いまのままやっていても、民進党は小池と橋下の謀略で間違いなく右派が分裂します。それが民進党崩壊の始まりとなるでしょう。そうでなくても、野田と連合の分断工作がじわじわと効いてきて、野党共闘は破壊される恐れがあります。


 次回、この問題についてもう少し議論を深めていきたいと思っています。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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