神津―野田―小沢の狙いは3党オリーブによる共産党排除と原発再稼働を押し進め、官製春闘で連合・民進党の分裂阻止~日本の未来と野党共闘3~

 以前、3党オリーブの狙いについて記事にしました。

過去記事リンク

3党オリーブの木+共産党の閣外協力による政権交代は可能なのか?

https://ninjinchuihou.amebaownd.com/posts/1581296

 

 アメリカ大統領選挙前後の水面下での動きから、彼らの狙いがいよいよ明らかになってきました。3つ記事を引用します。


民進 衆院選の野党4党連携めぐり連合と調整の見通し

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161106/k10010757281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_006

 次の衆議院選挙での野党4党の連携をめぐって、民進党の最大の支持団体である連合が共産党との連携に慎重なのに対し、民進党は共産党以外との協議を優先して進めることで理解を求めたい考えで、今後、調整が行われる見通しです。

 民進党、共産党、自由党、社民党の4党は、ことしの夏の参議院選挙に続いて、次の衆議院選挙でも、できるかぎりの協力を行う方針を確認しています。

 これに対し、民進党の最大の支持団体である連合の神津会長は「共産党は民進党とは目指す国家像が全く違っており、政権選択の衆議院選挙で手を組むことはありえない」として、共産党との連携に慎重で、神津氏はこうした考えを今月1日に、民進党の蓮舫代表と会談した際にも伝えました。

 こうした中、神津氏が先月下旬に、自民党の二階幹事長と会談したのに続き、今月初めには連合の幹部が自民党本部を訪れて、働き方改革をめぐって意見交換するなどしていて、民進党内からは「連合との関係強化が必要だ」という指摘も出ています。

 民進党執行部は、野党連携をめぐる協議を共産党以外の自由党と社民党を優先して進めることで、連合側に理解を求めたい考えで、今後、民進党と連合の間で調整が行われる見通しです。

……転載終わり


【だとさ】民進・蓮舫代表「原子力規制委員会の厳しい安全検査を通ったものだけを再稼働しましょう。」

http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/23954

↓引用元記事

http://www.asahi.com/articles/ASJC64D0YJC6UTFK001.html

 我が国はエネルギー自給率がほとんどない。原油の97%を輸入に頼っている。私たちのエネルギーの安全保障は、本当にこのままでいいのだろうか。エネルギーをつくりましょう。自給自足をしましょう。脱原発、卒原発。明日なくそうとは言わない。でも40年で運転(制限制は)厳格に守りましょう。原子力規制委員会の厳しい安全検査を通ったものだけを再稼働しましょう。増設、あるいは新設はしない。その代わりに、再生エネルギーをどんどん進めようではないか。これが産業になる。成長戦略になる。雇用を生む。金が域内、国内、県内で動く仕組みをつくろうではないか。

……引用終わり


経団連、4年連続で賃上げを要請へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161107-00050114-yom-bus_all

 経団連は7日午前、2017年春闘に向けた経営側の指針を検討する経営労働政策特別委員会(経労委)の会合を開き、4年連続で会員企業に対して積極的な賃上げを呼びかけていく方向で一致した。

 安倍内閣は「賃上げを通じた経済の好循環の実現」を目指しており、17年春闘でも経済界に対して積極的な賃上げを求める方向だ。中国経済の減速や円高で企業業績は不透明感が高まっているものの、経団連としても「何らかの形で賃上げの勢いを維持する必要がある」(首脳)と判断した。

 経団連は16年の春闘で「前年を上回る年収ベースの賃上げ」との表現で賃上げを呼びかけた。17年の春闘で、どのような表現で賃上げを呼びかけるかについては、12月に開く経労委で詰める方針だ。連合は17年の春闘で、16年と同様に「2%程度を基準」とするベースアップ(ベア)の要求方針を決めている。

 春闘では、16年まで3年連続で定期昇給も含めて2%超の高水準の賃上げが実現している。

……転載終わり


 一見関係なさそうな3つの記事ですが、すべて裏でつながっていると考えた方がいいでしょう。

 まず、経団連と連合が仲良しだということを確認しておきましょう。その経団連が連合に賃上げという飴を与えることで電力総連中心の体制に反感を抱く他の連合加盟労組を手なずけるのを手助けします。その狙いは原発再稼働の容認です。

 続いて、神津―野田、蓮舫ラインを軸に、小沢の3党オリーブの木構想を逆に利用して取り込むことで共産党排除の共闘体制を作った。共産党の候補者は出させず、共産党と市民連合の票を利用して自分たちだけ生き残るつもりなのです。

 一連の動きを見ると、どうも小沢と野田の2度の会談は経団連と連合上層部の圧力によって成立したように考えられます。仲の悪い野田と小沢、彼らがそれぞれ民進党最大勢力である蓮舫派と前原派の手綱を握っていることは明らかであり、両者の対立が民進党と連合の分裂危機をもたらし、新潟県知事選挙のいびつな勝利が、分裂に拍車をかけていました。その危機をなんとかするために、経団連と連合は「最大の敵は共産党だ」とでも言って、小沢に大幅に譲歩しつつ反共で野田と小沢をまとめたということになるでしょう。

 共産党は何を考えているのか、おそらくこれまで通り共闘を進めようとでも考えているのでしょうが、額面通り受け取るべきなのかわかりません。


民進に手つなごうと共産・小池氏 衆院選へ協力訴える

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016111201001186.html

 共産党の小池晃書記局長は12日放送のラジオ番組で、次期衆院選での野党共闘を巡り、民進党を念頭に「私たちは『輸血をしよう』ではなく『手をつなごう』と言っている。A型の人とB型の人が手をつないでも死なない。選挙協力とはそういうことだ」と訴えた。

 昨年「血液型の異なる者同士の輸血はできない」とブログに記し、共産党との選挙協力を否定した民進党の野田佳彦幹事長の軟化を促した形だ。

 小池氏は「(協力に向け)共産党は脱皮した」と強調。安全保障関連法廃止や脱原発を挙げ「選挙は目的を達成するための戦い。一致点があれば手をつなぐ、それが野党共闘だ」と説明した。

……引用終わり

 少なくとも、民進党は共産党が提案した国民連合政府、民進党と共産党が一緒に政権を担うことについて否定的な態度を崩していないということを指摘しておこうと思います。以前書いたように閣外協力前提です。

 共産党は民進党にかなり配慮しているようで、それは共闘を進めるうえで当然ですが、わたしの見解では民進党という外皮(蓮舫=野田体制)が残り続ける限り、民進党中心の共闘で政権を取れるかの可能性はゼロだということを理解していません。脱原発についても連合とつるんでいる野田が幹事長の時点で信頼感ゼロです。

 蓮舫発言を見ても、「原発ゼロと言っておけば共産党と仲たがいせず共産票が取れるし、神津連合会長にも顔が立つ。国民をうまく騙せるだろう」という民進党の本音が見え隠れします。どうも共産党は民進党の人気のなさを軽く見ているようです。譲歩ばかりで勝てると思ったら大間違いです。

 小池晃氏は、「(協力に向け)共産党は脱皮した」といったようですが、民進党に対して脱皮するよう促すくらいのことは言わなければなりません。現状、民進党の態度を良いほうに変えられるのは市民と共産党くらいなんですから。

 蓮舫が本気かどうかはすぐに明らかになるでしょう。原発政策が焦点になります。口だけは脱原発と言うが本気ではない民進党蓮舫総理を目指す野党共闘を国民が支持することはないでしょう。原発については、少なくとも野党には原発賠償の廃炉費用と追加費用について安倍政権の出しているものの対案を出してほしいところです。最低でも、東京電力の賠償責任を明確にするとか、国民負担を棚上げして東電の利益から出すなどの提言が出なければわたしは共闘を支持しません。話はそれからです。


原発賠償の追加費用、国民負担に 経産省案

http://www.asahi.com/articles/ASJCC53XDJCCULFA01R.html

 経済産業省は11日、東京電力が福島第一原発事故の被害者に払っている賠償費について、新たに発生した費用の一部をより多くの国民に負担してもらう制度案を有識者会議に示した。大手電力に払う送電線使用料に上乗せする手法で、廃炉費についても同様の議論が進んでいる。年内に固め、来年の通常国会での法案提出をめざしている。

……引用終わり

 そういえば、姑息な電力会社はアメリカ大統領選挙の開票途中という話題にならない時間帯を狙って、玄海原発が安全審査を通ったことをマスコミに報道させています。大統領選挙のどさくさでごまかされていますが、これは連中のいつものやり口です。


<玄海原発>3・4号機「適合」 再稼働へ新基準10基目 毎日新聞 11/9(水) 11:28配信

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6220325

 九州電力が再稼働を目指す玄海原発3、4号機(佐賀県)について、原子力規制委員会は9日の定例会合で、新規制基準に適合したことを示す審査書案をまとめた。事実上の審査合格で、1カ月間の国民意見公募後に正式決定する。審査合格は5原発10基となる。再稼働するには、設備の詳細設計などさらに二つの審査や使用前検査を経る必要があるため、再稼働は来年度以降になる見通しだ。

……引用終わり

 原発については、鹿児島に脱原発派の知事を立てたけれども再稼働を容認させられて、早くも頓挫しています。


三反園知事、川内再運転を事実上容認 期限内の結論、日程上困難

http://qbiz.jp/article/97970/1/

 鹿児島県の三反園(みたぞの)訓(さとし)知事は11日、定期検査中の九州電力川内原発1号機(薩摩川内市)で実施している特別点検を視察した。終了後に取材に応じ、焦点である12月8日に予定される運転再開の是非について「(設置予定の原子力問題に関する)検討委員会の結論に基づき総合的に判断する」として明言を避けた。ただ、検討委の結論が運転再開前に出る見込みは薄く、事実上異論は唱えないとの姿勢を示したことになる。

 知事就任後、初の川内原発視察。原子力工学の専門家2人が同行し、ポンプなどを固定する基礎ボルトを作業員が点検する様子や、使用済み燃料プールの水中点検などを視察し、点検結果の説明を受けた。知事は「自分の目で確認できて良かった。特別点検をすることで県民の安心が増すと思う」と語った。

 知事は、原発への考えをまとめる土台となる専門家組織「原子力問題検討委員会」については「人選はほぼ終えた」という。だが12月8日までに県議会の承認を得て設置し、今回の視察結果を踏まえて結論を得るのは日程上、困難とみられている。

 一方、知事は「私に稼働させる、させないの権限はない」としつつ「検討委で安全でないとなれば、強い対応をとる」とも述べた。

 反原発団体代表で、知事と検討委設置の政策合意を結び知事選立候補を見送った平良行雄氏(57)は「検討委が設置できてないならば運転再開を拒否するべきだ。このままやすやすと運転再開を認めれば公約違反と言わざるを得ない。今回の視察も県民向けのパフォーマンスと取られかねない」と批判している。

……引用終わり

 こうした原発の難問について、電力総連のトップである神津会長と仲良しの野田幹事長とその傀儡である蓮舫の民進党と原発問題でどこまで一致できるか見ものですね。わたしはまったく期待しする気が起きませんが。


 ただし、小沢に関してはよくわからないこともあります。個人的な関係でいえば、小沢と野田よりも、小沢と志位の方が野党共闘についての意見が一致していて、それを知って経団連と連合は小沢を抱き込もうとしたのでしょうが、小沢の本心はわからないままです。

 3党オリーブと選挙区調整だけで政権交代できないことは誰の目にも明らかですが、小沢は本当にこれで勝てると思っているのでしょうか? 勝てないと知りつつ、経団連と連合のために勝てるふりをしてピエロの役割を務めると決めた、政権交代は支持者へのパフォーマンスに過ぎないのでしょうか?

 このあたりは、小沢一郎をどう評価するのかということと関係してきます。前回の記事では気づかなかったことですが、野党共闘が小沢―岡田―志位の個人的な関係によって進められてきたという事実があります。この事実を重く評価するならば、もしかしたら共産党は共闘を進めるために自分から表立って動くよりも、小沢に調整を任せたほうがよいと判断して小沢にゆだねたのかもしれません。現時点では、共産党の狙いは裏目に出たように思えます。

 共産党は民進党に、連合(電力総連)と共産党のどちらに重きを置くか問うていますが、実際にはそれを決定する権限を野田も連合も持っていませんでした。というより野田の意見は最初から決まっていたので選択の余地はありません。

 実質的な決定権は小沢一郎の手の中にあり、小沢がどっち側につき、どっち側を見放したのか、それが政局を左右する状況になっていたのです。

 いずれにせよ、小沢の重要性を野党4党は今回の一件で再認識することになったことは間違いありません。そして、このまま進めば野党共闘は骨抜きになり、政権交代が完全に不可能になることも明らかです。原発再稼働を容認した時点で、蓮舫と野田、民進党執行部の信頼は地中深くまでめり込んでいます。

 いまのところわたしたちの未来は、小沢一郎が政権交代という信念とったか、自分の生き残りを優先したかにかかっています。いまの時点ではどちらをとったのか確定していません。要は、小沢と共産党の調整次第ということです。そのとき、小沢が神津―野田ラインと、志位のどちらを選んだのか、小沢の本心が明らかになるでしょう。


 注目するべきは原発政策で連合と共産党のどちらの言い分が通るかですが、民進党のことですから蓮舫の二枚舌でごまかすつもりでしょうが、共産党がそれを平然と容認するようでは話にならないと思います。国民は本気ではないことをすぐに見抜くはずです。

 いまや、試されているのは共産党の方なのかもしれません。


 すでに野党共闘の枠組みは固まり、共産党や市民が方針を変更するのは不可能になりつつあります。

野党4党幹事長・書記局長会談 衆院選の候補者調整を加速

http://www.sankei.com/politics/news/161109/plt1611090052-n1.html

 民進、共産、自由、社民の4野党は9日、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、早期の衆院解散に備え、候補者調整など選挙協力に向けた協議を加速させる方針で一致した。

 会談では、共産党の小池晃書記局長が、候補者調整の条件として、候補の相互推薦▽原子力発電所の再稼働反対も含めた共通政策の制定▽政権問題での前向きな合意-の3点を要求。民進党の野田佳彦幹事長は協議することを約束し、安全保障関連法の廃止を掲げる市民グループ「市民連合」と野党4党との意見交換会の再開も決めた。

 野田氏は会談後、野党候補の一本化交渉について、記者団に「実務者レベルで協議を進める」と述べた。

……転載終わり


 民進党(野田)や共産党や小沢の政局だけ見て大局を見ない愚かさには吐き気がします。



にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000