人為的に作り出される東京、大阪、名古屋連合が自民党政権を倒す平成維新シナリオと、バーニー・サンダースを出せず勝つ気のない野党共闘の対決構図~日本の未来と野党共闘1~

 アメリカ大統領選挙の結果が出たということで、これからは衆議院解散総選挙とFRBの12月利上げを中心に書いていこうと思います。これから数日は衆議院解散総選挙をメインにします。

 その前に地震について一言触れておきます。

 昨日九州か西日本と言いましたが、ずいぶん離れた宮城沖でM5.8最大震度4の地震が、もう一つ与那国島近海でM5.1の地震が発生しました。宮城沖は10日にもM5.1の地震が発生していて、最近活動が活発です。気になるのは東日本大震災の余震かと思いきや、それよりかなり陸に近い震源で起きていることです。続発に注意しておきましょう。まだM6~7クラスの地震が来る可能性があります。

 地震の話はこのくらいにして本題に入りましょう。


 今日から「日本の未来と野党共闘」というシリーズで記事を書く予定です。最初の方は批判ばかりですが、最後は建設的な提案を出すつもりです。いまのところ、全5回で予定しています。

 現時点での更新予定記事とタイトルを載せておきます。特に重要な記事が第2回と第5回にきて、今回は第1回目となります。

第1回:人為的に作り出される東京、大阪、名古屋連合が自民党政権を倒す平成維新シナリオと、バーニー・サンダースを出せず勝つ気のない野党共闘の対決構図~日本の未来と野党共闘1~

第2回:SEALDsの本当の狙いは共産党の躍進を止めることだった? 日本の左翼と若者の置かれた苦境、その愚かさを笑う~日本の未来と野党共闘2~

第3回:神津―野田―小沢の狙いは3党オリーブによる共産党弱体化と原発再稼働を押し進め、官製春闘で連合・民進党の分裂阻止~日本の未来と野党共闘3~

第4回:民進党中心の共闘は間違っている! 勝つための2つの方向性~野党共闘と日本の未来4~

第5回:前原発言から見る民進党の幼稚性と、彼らの救いようのない愚かさを徹底批判する1~日本の未来と野党共闘5~

 第6回:前原発言から見る民進党の幼稚性と、彼らの救いようのない愚かさを徹底批判する2~日本の未来と野党共闘6~

 第7回:民進党中心の野党共闘はなぜ市民と共産党を裏切らざるを得ないのか~日本の未来と野党共闘7~

 第8回:野党共闘を成功させるためにやるべき3つのこと。比例名簿、候補者統一、そして~日本の未来と野党共闘8~


・変わりつつある世界と、変わらない日本

 大統領選挙の後、世界の見通しは変わらないという話をしました。この国ではこれからも安倍政権と日本のメディアに踊らされた国民が独り相撲をして、何も変わらない気がします。これまでもそうでした。

 まあ、これは前言ったと思いますが、願ったことが起こった後に」次に悪いことが起こるのではないか?」という発想をわたしが持ち続けていたからでしょう。トランプ大統領でなにも変わらないはずがなく、わたしはそう信じたいと思います。

 実際、トランプ大統領誕生の最大の意義は、「いまの世界ではわたしたちには予想できないことが起こりうるし、それは偶然ではない」ということにあると思います。イギリスEU離脱で2度味わった奇妙な感覚は、いまの世界がこのままでい続けることはできないという強い意志から生まれているように感じます。

 それなのに日本国民は何も選ばず、何も捨てることができずに現在にしがみついています。アメリカ国民は最悪の選択肢のなかで、変わる可能性を選びました。しかし、日本国民は自分たちを苦しめる最悪の選択肢を取り続けています。日本だけが英米と違った選択肢を取り続けることが果たして可能なのでしょうか? 安倍政権を通じてこの国の国民に突きつけられているのはそういう問題です。

 いまのまま進んでいけばこの民族に未来がないことは誰もが心の中で感じていることです。東京オリンピックが終わるころには(それまで保っていればの話ですが)、日本国民は取り返しのつかない状況に陥っているでしょう。最大の敵は外ではなく内側にいるのです。正確に言うと日本国民が敵であり、内側だと認識している共同体の中にいるのです。

 この致命的な認識が日本国民を破滅に追いやるでしょう。日本国民はなにもかも忘れて、新しい事柄を受け入れる。変化を受け入れる。完全なる従属、完全なる家畜。

 仮にトランプが「日本民族はアメリカに独立してもよい」と言っても、安倍政権は「わたしたちはそれを望まない」と答えるでしょう。さらに深刻なことに、国民は中国脅威論を植え付けられているので、アメリカに従うしかないと考えてしまうのです。補完勢力が大きくなったところで、外交では安倍政権と同じ穴の狢なので、世界情勢から置いてけぼりにされる点では変わりません。生まれながらの従属民族、わたしはこのような劣等民族が没落するのは歴史の必然であると確信しているのです。


 ここで歴史を振り返ってみましょう。かつて、欧州大戦ののち、多くの国々が民族自決の下で独立しました。しかし、日本民族は第二次世界大戦後アメリカに従属するようになり、政治的には自民党党社会党の55年体制のもとで、アメリカへの従属から抜け出すことなく、1%の特権階級にアンダーコントロールされるようになりました。

 日本には民族自決という概念がありません。そういう概念を持っているのは反基地闘争を繰り広げた沖縄だけです。沖縄には瀬長亀次郎という立派な人がいて、アメリカに目をつけられながらも、独立のために戦った歴史があります。そうした歴史を持つ沖縄だけが独立という選択肢を持っています。ほかの46都道府県には独立という選択肢どころか、そもそも概念がありませんし、代表的な人物もいません。主要な政治家は皆売国奴だったからです。

 ここがアメリカとの最大の違いです。アメリカではトランプ大統領を認めない民主党支持者が大半を占めるカリフォルニア(選挙人55人を全米誇る最大の州)で独立しようという機運が起こっています。アメリカは合衆国として州ごとの独立を重視しているからこういう発想が出てきます。明治維新前の日本であれば多くの藩(小さな国)に分かれていたので独立という発想はあり得たかもしれませんが、それは尊王攘夷を旗印とする薩長連合が作った天皇を中心とする明治憲法のもとでつぶされました。

 そんな日本でも小規模な動きはあって、例えばテレビでいうと「秘密の県民ショー」や、地方自治体ごとにマスコットを作ってPPしたり、地方の特産物を集めたB級グルメの催しなどで各地方独自の色を出そうとする動きが数年前からあります。ただし、この流れは官僚的な横並び的発想と利権に支配されたことで、独立とは異なった政治的意味を持ち始めています。

 いま日本では地方の独立とは真逆の動きが進んでいます。大阪で強い地盤を持つ日本維新の会に、名古屋の河村市長や、東京都知事の小池百合子が作る新党が合流して、地方主導に見せかけて、実際には安倍政権の補完勢力を作ろうとする動きです。彼らは明らかに明治維新を模倣しており、自らを維新勢力と位置付けています。

 小池新党に関しては過去記事で書きました。

崩壊する野党共闘とくだらない熱狂の果てに訪れる大政翼賛会と新世界秩序

https://ninjinchuihou.amebaownd.com/posts/1527193

小池総理までのシナリオ予想

https://ninjinchuihou.amebaownd.com/posts/1553758

 まず2017年上半期までに解散総選挙が行われて、そこで小池百合子は自民党側について自民党に恩を売ると同時に、区議の除名処分を取り消す。解散総選挙後に新党立ち上げて、7月(?)の都議会議員選挙で勝利する。できれば、大阪のように、維新と自民公明が東京の大多数を奪い取って民進共産が議席を減らす展開が彼らにとって理想的な展開でしょう。それが実現する可能性はいまのままでは極めて高いです。

 以後、都政では自民党と新党は協力しつつ、2019年7月の参議院選挙から全国レベルの選挙で議席を獲得、2020年7月ごろ、東京オリンピック前後の盛り上がっている時期に解散総選挙が行われ、そのタイミングで小池が衆議院選挙に鞍替えし、総理を目指す。

……引用終わり

 いまのままだと、日本人のわずかに残された政治的エネルギーは安倍政権の補完勢力を生み出す動きに取り込まれてしまうでしょう。そして、安倍政権が倒されることで安倍政権の悲願がかなうでしょう。新たな維新勢力による新憲法の制定、そして国家社会主義の完成……(橋下がヒトラーになぞらえられていたことや、小池百合子が日本会議の議員連盟の副会長だったことを思い出してください)。

 着実に次の枠組みは形作られていて、わたしは次の体制は東京、大阪、名古屋などの大都市連合が自民党を終焉させることで、天皇中心の国家を復活させるという形で生まれる可能性が高いと考えています。それが連中のシナリオなのです。

 安倍政権の暴走をあえて放置するのは、維新を引き起こす大義名分とするためです。変革を望む勢力をうまく誘導するのが補完勢力の目的です。当初は小池人気を利用して改憲を進めるシナリオを採用していたようですが、いまの動きを見ると東京、大阪、名古屋の大都市が連合して維新を起こし、自民党安倍政権を倒すシナリオに移行しているように見えます。そういう意味で、連中の中ではすでに安倍政権は終わったものとみなされていると思います。

 しかし、すでに述べたように維新の政権奪還で変革を期待してはいけません。彼らの狙いは改憲の実現と、国家社会主義の推進であって、国民本位の改革ではありません。薩長主導の変革が国民主導でなかったように。

 維新の政権奪取に対する唯一の政治的抵抗勢力は野党共闘ですが、野党共闘は情勢が読めない中枢メンバーの周回遅れの読みの弱さと、民進党中心という体制を取った結果、骨抜きにされつつあります。

 野党共闘には重大な問題があって、それは日本の左派勢力の問題といってもいいものです。

 明日は日本の左翼と若者について書く予定です。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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