民進党中心の共闘推進は玉砕を美化する旧日本軍と同列の愚行! 勝つための2つの方向性~野党共闘と日本の未来4~

 今回の記事で、やっと3回かけてストレスのたまる記事を書き続けてきたのが報われたような気がします。

 今日は野党共闘でなければ勝てないが、野党共闘では勝てないという矛盾について根本的なレベルから考え直してみようと思います。まず、いまの問題点を見ておきます。


「死んでは生き返る」だけのリベラルでは永遠に勝てない!

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50167

おときた:そっちに寄らずに、何をしたいのかというのを打ち出せないといけない。“反○○”じゃなくて、“推進○○!”みたいなことが必要なんですよね。

斎藤:ある意味、ポジティブシンキングというか。「これをやりますよ」という内容が魅力的じゃないと、そもそも投票する気にならないんだよね。

おときた:一応昔は、失敗してしまったけれど「コンクリートから人へ」というスローガンがあったんですよ。でも今はそういうのがない。反・安保、反・秘密保護法はいいとして、その先に何があるのか。「反○○」からその先の未来を描くようなアウトプットがあんまりないというのが現状だと思います。

……中略

おときた:そう思います。よく「軍靴の足音が〜」とか言うわりには、マインドが戦時中っていう。

斎藤:だから、私はリベラルって戦争中の日本軍にすごく似ていると思うの。負けが込んでいるし、「敵」の保守の人たちの方が勝ち慣れているしさ。

……引用終わり


 この対談はそこそこ私の言いたいことを言ってくれています。要するに、負けが込んだ民進党中心の野党共闘を礼賛している連中というのは、「負けて玉のように散れば美しい」と考える旧日本軍の司令部に似ているのです。

 わたしがSEALDsが気に入らなかった本当の理由はここにあります。彼らは戦争法(あえて安保法制とは言いません)を通過させたとき、安倍政権を本当に倒す気がありませんでした。どうも彼らの中には「どうせ多数を握るのは与党だから勝ち目はない」という諦念があらかじめあったように思います。それは彼らが政権選択と無関係の参議院選挙と都知事選挙が終わってから解散してしまったことからわかります。わたしのSEALDs嫌いは、その主張する内容というよりも、敗北をあらかじめ受け入れてしまっている日本人の奴隷的本性を体現しているように見えてしまったのが気に入らなかったからでしょう。

 野党はこれまで負け続けているため、自己保存欲求が強いのです。つまり、なんとかいまのままとどまろうという考え方が前提にあるのです。受験でいうと70点の合格点を確実に取ろうとし、それが無理でも第2志望に行ければいいやという腑抜けなのです。わたしはここで野党に次の言葉を投げつけなければなりません。

「2位じゃダメなんですか?」

「わたしたちは国民にとって1番の政党を目指しています」

 こういう受け答えを支持者たちは求めているはずです。蓮舫はこの問いに正しく答えなければなりません。ちなみに、このとき仕分けされそうになったスーパーコンピューター「京」は2014年、2015年7月、11月にスパコンのランキングGraph500で1位を獲得しています。

 これまでは共闘のために頑張っている人たちを批判してきました。それはわたしにとって心苦しいことですし、いくらか誤解も含まれていると思いますが、わたしのように疑り深い人間にはそう見えてしまうというのは一つの事実として理解してもらいたいのです。共闘にそれほど好意的ではない人たちもまたわたしの意見に同調するかもしれません。これはわたし一人の意見ではないかもしれない、誰かの思いを訴えてもいるのだと言いたい。

 わたしはこれまであえて民進党ではなく、民進党を押し上げている人たちの批判から始めました。読者もここが疑問だったと思います。読むのをやめた人もいるでしょう。しかしこれには理由があるのです。

 もし民進党の批判を始めると、結局「民進党が悪い」で終わってしまい建設的な提案につながらないのです。それでは「民主党が~」というネトウヨと変わらないじゃないですか。

 民進党を何とかできればいいのですが、民進党を直接変えることはできないわけで、まず自分たちで変えられるところがないか、不十分なところがないかを考えるべきでしょう。民進党の批判はその後にしなければ効果がないのです。

 これまの記事では、第1回で小池に流れがちな変革待望者たちを、第2回で市民と彼らが祭り上げるSEALDsを、第3回で小沢一郎と連合、それに追従する共産党を批判してきました。ここまでやってやっと野党共闘で支持率が上がらない最大の障害となっている民進党を批判することができるようになったとわたしは考えています。

 わたしは変革の待望者は味方だと思っているし、味方にすべきだと思っています。同様に、市民やSEALDsだって自分たちの政策を実現してほしいと運動しているわけで、これを批判する理由はありません。小沢さんや志位さんだって本当によくやってくれているし、みな勝とうとしていることはわかるんですが、なんというか情熱が空回りしているんですよね。

 民進党中心という考え方に拘るから本当の共闘に発展しないんです。結局市民と共産党の共闘で民進党を押し上げるという形にしかならなくて、民進党を甘やかす原因になっているのです。民進党を担ぎ上げて議席を増やすために自分たちを犠牲にする、本当にそんなものが正しい共闘といえるのでしょうか? 正しいことなんでしょうか?

 規模がでかいことは正義でしょうか? もしそれが事実なら、自民党は正義でしょう。ネトウヨのいう民主主義が正しいのであれば。もし自民党が正義ではないというのなら、どうして民進党を勝たせることが正義といえるのでしょう? 民進党を第二自民党とみている人たちもいます。彼らは我慢して民進党を押し上げなければならないのでしょうか? わたしはそのような枠組みは否定しなければならないと確信しています。

 わたしは民進党に対して徹底的に同情の余地ない批判を浴びせるつもりです。なぜなら、民進党はすでに国民から見放されているという意味で死んだ政党だからです。

 リーマンショックの時「大きすぎてつぶせない」という言葉がありましたが、野党共闘にとって民進党はリーマンブラザーズになりつつあります。民進党は信用の不良債権を抱え込んで倒産状態に置かれた企業のようなものであり、彼らはまず失った信用を取り戻して、そののちに建設的な意見を言わなければならない立場にあります。けれども、自分たちの立場をわきまえずに、偉そうにしている。彼らが偉そうにしていられるのも、つぶれそうな民進党を小沢一郎や市民たちが必死に支えているからですが、それももう限界に近付いています。こんな連中をのさばらせていては、日本の未来はありません。

 ふつう共闘って言ったら、少なくとも対等にものを言い合う関係を目指すのが普通でしょう。民進党はいつまでも偉そうにしていますが、市民と共産党と小沢氏に手綱を握られている四足歩行動物にしか見えません。その滑稽さを彼らは自覚していないのでしょうね。だから笑えるのです。

 いえ、実際にはまったく笑えません。本当にいまのやり方を共闘と言えるんでしょうか? 共産党が自分の我を出さずに大人ぶった態度をとっているから余計そう見えるのかも知れません。

 共闘といっても、意見が合わない点は徹底的に議論したうえで合意できないなら合意できないと、その議論の過程を国民に公開すれば(例えばネットで討論して決めるとか)それだけでも民主主義や立憲主義を守るという立場が理解されて、ほかの主張にも説得力が出てくると思うのですがね……。

 都知事選の時もそうでしたが、肝心なところではいつも市民と国民を置き去りにするから民進党は信用されないんですよ。いい加減気づいてほしいです。

 そういうわけなので、わたしとしては2つの道を示すことにします。1つは、主張が分かりやすくぶれの少ない共産党が野党共闘の主導権を握り民進党が協力できる範囲で協力し、協力できない範囲では協力しない形。もう1つは、民進党と共産党が党利党略を超えて、自分たちの政策を大いに戦わせて国民の信頼を得て共闘する形。そのどちらかの形を作れなければ彼らは負けるでしょう。その後、指導者たちは責任逃れのために勝った部分だけを見て自らの大局観のなさを反省せず、「玉砕は美しい」と敗北を正当化するのです。共産党あたりはずっとそれをやってきました。

 いまの民進党中心の共闘は形だけで中身がありません。信頼を得られません。無党派層も得られません。したがって、いまの野党共闘で政権を取れる可能性は万に一つもありません。

 政策がいいかどうかというレベルの話ではもはやないのです。マニフェスト選挙の時代はアベノミクス失敗でも支持率が下がらない安倍政権をみれば終わりました。民進党がマニフェストを出してもそもそも信じてもらえないだろうということを、数年前のことをもう彼らは忘れてしまっています。鳥頭です。

 参議院選挙の得票数や安倍政権の支持率の推移を見る限り、来年冒頭解散が行われれば、改憲派の3分の2を阻止できるかどうかが争点になりそうです。そして、そのレベルで戦っている彼らは参議院選挙の結果を繰り返すことになるでしょう。

 世界はイギリスEU離脱、トランプ大統領を経て、少し位ずつ変わり始めています。これまでの枠組みが次の総選挙で通用すると思っているなら、時代遅れの野党が淘汰されることになるでしょう。

 野党共闘に関して、わたしたちは創造的破壊を試みなければならない時が来ています。特に市民と共産党の人たちにこのことを強く訴えたいと思います。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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