前原発言から見る民進党の幼稚性と、彼らの救いようのない愚かさを徹底批判する2~日本の未来と野党共闘6~

 今回も、前回に引き続き前原氏のインタビュー記事を参考に書いていきます。


「顔変えてもダメ」 前原誠司氏が語る民進再生の“処方箋”

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193566

 今回は、前原発言からにじみ出ている民進党最大の問題点についてお話しします。その点が顕著に出ているのは、最後の部分です。引用します。

――最後に、地に落ちた国民からの信頼を民進党が回復する手はあるんですか。

 はっきりしているのは、顔を変えてもダメだということです。やはり大事なポイントは2つ。目指すべき国家像を民進党全員が共有し、実現するための政策をまとめること。そして、バラバラでいつも喧嘩しているイメージを払拭し、しっかりまとまって信頼足り得るという姿を見せるしかない。それがリーダーの一番の責任だと思います。変な言い方ですけど、安倍さんは2回目はうまくやっているなと思うわけです。失敗を反省し、したたかになって、今、憎らしいほどふてぶてしい。見習うべき面はありますよね。

……引用終わり


 ここにいまの民進党の本当の問題点が見事に表現されています。「顔を変えてもダメ」という前原の指摘は蓮舫批判を含みつつも同意できますが、問題は次の言葉。

 「大事なポイントは2つ。目指すべき国家像を民進党全員が共有し、実現するための政策をまとめること。そして、バラバラでいつも喧嘩しているイメージを払拭し、しっかりまとまって信頼足り得るという姿を見せるしかない。それがリーダーの一番の責任だと思います。」

 ここで彼は民進党のリーダーの話をしていますが、もし前原が小沢一郎と同じように3党オリーブ+共産党+市民の共闘を目指しているならば、「目指すべき国家像を民進党全員が共有し」ではなく、野党全体、あるいは野党3党で共有するというべきでしょう。前原には野党共闘を進める野党第一党として調整役を務めて野党共闘をまとめて政権を目指そうという考え方がないのでしょうか?

 前原の考えは、「民進党内部だけ問題を解決すればあとは何とかなる」という党の内部しか見ない視野狭窄的な見方に基づいています。前原だって、民進党だけでは勝てないことは十分承知しているからこそ小沢一郎と組んで、彼の提唱する3党オリーブ+共産党+市民構想を進めようとしているのだから、自分が調整役に回るという覚悟を示すべきではないのではと思います。前原はそれが嫌だから小沢に甘えているのです。甘えているのは小沢だけではありません。共産党と市民にも甘えているくせに、それに無自覚なのです。

 民進党はいま他党と市民におんぶにだっこの状態であることを理解しているのでしょうか? 「自分が民進党をまとめれば野党は一つにまとまる」これは調整のために骨身を削っている共産党と市民を軽視している以外のなにもでもありません。前原は共産党と市民に感謝の意を示し、協力を自分から進んで申し出るべきなのです。少なくとも共闘を進めて政権を取ろうとするなら、最低限示す礼儀が前原にはありません。共産党と市民が協力してくれることが民進党躍進の大前提のはずですが、前原はそういうことを一切言わない。

 これだけでも前原が大した器ではない人物だということがわかってしまうのですが、さらにひどいのはその後の発言。

 「変な言い方ですけど、安倍さんは2回目はうまくやっているなと思うわけです。失敗を反省し、したたかになって、今、憎らしいほどふてぶてしい。見習うべき面はありますよね。

 いったい前原は安倍からどのようなふてぶてしさを学ぶべきだと考えているのでしょう? 野党の質問にまともに堪えずはぐらかしたり逆切れすることしかできないレベルの低い答弁でしょうか? マスコミを会食に連れて行って懐柔する姑息なメディアコントロール戦略のことでしょうか? それとも審議したふりをして強行採決する不誠実さでしょうか? TPP反対の公約を違反する詐欺のことでしょうか? 最後の点については民進党は確かに見習っているように見えます。

 どれを見ても、安倍政権を真似すべきではないということははっきりしていますが、前原は一体何を見習おうとしているのでしょうか? 安倍政権は参議院選挙のときに演説では経済指標についての自慢話ばかりで、都合の悪い数値をごまかしたり、改憲を隠しましたが、前原はそういうところを「見習え」と言っているのでしょうか?

 はっきり言っておきますが、もし民進党が前原のいう2つのポイントを実行したら、民進党は今以上に信頼を失うことになるでしょう。

 そもそも野党共闘を成立させるほど国民が怒ったのは、安倍政権がやりたい放題やって戦争の道へ突き進むやり方への抗議と、安倍政権が進む「この道」に恐怖感を抱いているからです。民進党が政権を取ったあと、暴走する安倍政権を見習ってしまうなら、民進党を支持する意味がなくなります。だから、共闘する市民や国民に対して口が裂けても言ってはいけない言葉のはずです。民進党はすでに言葉に対する無神経さだけは安倍を見習ってると思いますよ。だから、信用されないのです。わたしが民進党では過半数とれないと言っているのはこういうところなのです。

 政策について共産党とも話し合う、これはいいことです。別に蓮舫と野田に配慮せずとも自ら率先してやるべきです。しかし、政策で一致しようとしている前原は、党内が右派左派中道に割れていること、それが連合と共産党の対立によって激化しているという現実からできるだけ目をそらしながら理想論を語ることしかできていません。

 しかも、そんなことをいう前原氏が、安倍の不法を徹底的にたたくべき野党第一党の立場でありながら、「安倍を見習うところもある」などと、反面教師にしかならないような人物から学べと言う。そして、改憲反対を訴えている野党共闘の人々をあざ笑うかのように憲法改正を主張しながら、共産党と政策で話し合おうとする。そして、都合のいいところだけ共産党が閣外協力を利用し、都合の悪い部分では自民党や維新の補完勢力となる。つまり、民進党は自力では政権を取れないので、政策によって自民党と共産党を使い分ける、これが前原の考える政権運営です。この政権運営のどこに共闘があるのでしょう? しかし、そんな日和見主義政党に政権を与えるほど国民は愚かではないし、共産党もいずれ企みを見抜くでしょう。特に共産党には前原の狙いをできるだけ早く気付いてほしいと思います。

 はっきり言いますが、これは前原氏と民進党の人間全員が抱いているであろう自己満足であって、前原も蓮舫も問題の実際的な解決策を全く考えていないということはもはや明らかです。政策で一致すれば、民進党が一致すればすべてうまくいくと思っているようです。「こうなったらいいのに」という彼の願望に付き合わされる側の身にもなってください。そんなあいまいな理由のために、共産党や市民がどちらに転ぶかわからず心から信用できない民進党候補を応援しなければならない苦しみを、彼らは理解しているのでしょうか? 間違いなく一度もないとわたしは断言します。

 彼らは民進党という家の住民で、彼らは根本的に家のことしか考えていません。前原は民進党内部の調整にしか関心がないことが今回はっきりしましたが、民進党という組織に属する人々は本当に不愉快な連中ばかり! 彼らは形だけ共産党と市民の意見を尊重しながら、民進党がまとまれば勝手についてきてくれるだろうと甘えている。それに無自覚だから、平気で感謝すべき相手を批判する。

 民進党は甘えて駄々ばかりこねる子どもです。そのうえ、国民からはリーマン級の政治的負債だと思われています。民進党という建物が崩壊しており、そうなったのは国民が求める未来の政治に民進党が不必要であると理解したからだということを自覚するべきです。

 前原氏も何か言いたいことがあるなら民進党を解党してから言ってください。前原はそれができる立場にいます。それをやらないならば、わたしは前原を日本会議関係者で、政権側のスパイだと断定します。そうなった場合小沢もそれと同類であると判断せざるを得ないでしょう。

 以上の議論から、政策について民進党中心の野党4党で話し合って方針を決めるというやり方は選ぶべきではないという結論に達しました。

 明日は、主張が分かりやすくぶれの少ない共産党が野党共闘の主導権を握り民進党が協力できる範囲で協力し、協力できない範囲では協力しない共闘の在り方について考えます。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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