トランプ大統領決定後に日経平均が17862円、ドル円109.4円まで円安が進んでいる3つの理由。FRB12月利上げと今後の世界経済

 これまで野党共闘の話を4回書き、当初の予定では今日で書き終える予定でしたが、予定外の記事などであと数回書く必要が出てきました。しかし、今日は気分転換ということで、FRB12月利上げと経済の話をしようと思います。

 まず、いま世界の株式市場がやばいです。なにがやばいかっていうと、ダウが史上最高値を更新し続けているのです。さらに、トランプ大統領前にドル円が104円代で、トランプ大統領誕生直後は101円代まで円高が進んだというのに、いまは109円と1週間ほどで8円も円高が進んでいるのです。

 なぜこんなことになったのでしょうか? 大きく分けて3つの理由があると考えています。なかでも最大の原因はトランプが法人税を減税するといっていることです。

 企業の株価は企業の利益の見込みによって決定されています。そして、法人税という税金は会社の利益に対して課税される(利益がない場合法人税は払わない)わけですが、法人税が減税されると同じ利益を上げた場合でも税金で持っていかれる分が減るので、利益が増えます。利益が増えると企業の株価も当然増加することになります。

 これがトランプ大統領で株価が上がっているもっともわかりやすい説明でしょう。つまり、トランプの政策にあります。

 トランプ大統領と関連して株価が上がっているもう一つ考えられる理由は、トランプがウォール街の人物を政策にかかわらせようとしていることから、今後金融街にとって都合のいい政策を進めるだろうという期待感が出てきたからです。そのためアメリカでは金融関連の株価が上昇しています。これがダウ平均が史上最高値になった理由の一つと思われます。

 実はトランプは大統領選挙前から法人税減税を掲げていましたが、低所得者向けの政策も訴えていました。しかし、この分だと、もともと世界の大富豪の一人であるドナルド・トランプ大統領は大金持ち1%のエスタブリッシュメント向けの政策を押し進めることは間違いありません。どこかの国の総理大臣は、選挙でTPPに反対しておきながらいまやTPPを強行採決しているので、公約への信頼度があの男と同程度であれば、低所得者向けの政策を放置し、共和党的な強者が弱者を踏み潰す政策を実行することも考えられます。トランプ支持者の低所得者層は裏切られた形になります(サンダースが敗北したのはアメリカ国民にとって大きな痛手だったと思います)。

 イルミナティエリートの(いまでは幹部クラスの可能性が高い)トランプは以前ヒラリーに献金しており、両者はグルであるというのが定説で、結局どちらが勝利しても問題ないシナリオになっていました。だからわたしは2020年に期待しているのです。

 TPPに関してですが、これはトランプはやらないでしょうが、1%の特権階級の一人であるトランプのことですから、もっとえぐい貿易協定を日米で締結する方向に進むでしょう。その交渉でISD条項が強化されることも十分あり得るのです。

 最後に、なぜ円安が進んでいるのかですが、これはアメリカFRBが12月に利上げを行い、ドルを引き締めてドル高、円安が進むと予想し、市場が株価に織り込み始めたからです。利上げの確率は80%となっており、昨年12月に利上げしたときよりもはるかに高い確率になっており、ダウ工業平均は史上最高値を記録しており、加えてインフレが始まっています。ここで利上げしないという選択肢はありませんから、確実に利上げは行われるでしょう。

 逆に言うと、市場は12月利上げをすでに織り込み済みなので、一段の値上げと円安は期待できません。いまアメリカの長期金利は2.25%と、FRBの政策金利である0.5%を大きく上回る水準となっています。12月利上げ後は逆に、つまり、逆回転、円高と株安が進むと思われます。12月利上げまではトランプの政策期待もあって、底堅い展開が当面続くことになります。いま買うと高値をつかまれることになるのでお勧めはしません。

 12月利上げ後は副作用が大きくなり、今年の年末、あるいは来年の初め以降は新興国からアメリカへの資本流出が進み、企業債務が170%(日本のバブル期は140%)をすでに超えていて、資本不足となっている中国経済を直撃するでしょう。EUも似た様なもので、イタリアが思ったより経済成長しているようですが、根本的な収益の改善が見られなければ問題は継続したままで、世界経済が不安定になればその影響を大きく受けることになります。根本的な問題は何も解決していないのです。

 経済に関しては世界で不穏な動きが起こっています。原油価格がまた下落する気配があります。一時期はOPECとロシアの減産合意によって1バレル=51ドルまで上がりましたが、合意が疑わしくなり、40ドルの前半まで値下がりしています。予定通り12月利上げが行われ、原油価格の下落が進めば、産油国が株式市場で売りに走り、2016年のはじめのような激しい暴落が起こりかねません(あの時は原油価格が30ドルを割り、産油国のいわゆるオイルマネーが世界の株価を暴落させました)。

 アメリカのGDPは7-9月期を見る限り、アメリカ経済は大丈夫そうにも見えますが、2009年から8年にわたる景気回復が終わり、間もなくピークアウトするのではないかという意見もあります。トランプ大統領を予言していたとされるシンプソンズではトランプが大統領になるとアメリカはむちゃくちゃになるらしいですから、いまの株価上昇は一時的な上昇で、後で痛いしっぺ返しを見ることになりかねません。少なくとも、日本経済に関しては景気停滞期に入っており、景気後退する可能性は十分あります。

 アベノミクスの失敗は共通認識となりつつあります。したがって、日経平均はそう遠くないうちに暴落するでしょう。

 明日は、日本の経済について書く予定です。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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