大関稀勢の里が初優勝。長かった……

 久しぶりの更新ですが、トランプの話ではありません。 わたしは前からトランプが就任するのは確実だと思っていて、暗殺もないと思っていましたし、演説も新鮮味のないもので、中身のないトランプ相場が終わることもほぼ想定どおりでした。みなさんもトランプの話はテレビでやっているし飽きたころでしょう。

 今日わたしが書く記事は政治の話ではありません。どうも、最近政治について関心が持てません。政治関連の記事は見ていても疲れるだけなので、しばらく政治の話はしないつもりです。共産党の党大会も書くことは特にありません。書くべきことはあらかたかいたつもりです。

 さて、本題に入りましょう。とうとう、あの大関稀勢の里が優勝しました。

 わたしが相撲を見始めたのは逸ノ城が初入幕で13勝した2014年の秋場所(?)からです。その時、わたしは貴乃花以来長らく日本人横綱が誕生していないことを知りました。2015年にはモンゴル出身の照ノ富士が優勝し、大関に昇進し、そのまま綱取りかと言われたりしました。優勝したときに得る賜杯は白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱と照ノ富士という4人のモンゴル力士が争っていました。

 しかし、2016年に節目が変わります。初場所で日本人大関の琴奨菊が初優勝を果たし、10年ぶりに日本人が賜杯を得ました。さらに、9月場所では大関の豪栄道が15戦全勝で賜杯を手にします。そして、ただ一人、最強の大関と言われていた稀勢の里だけが2016年3度の準優勝を果たし、ただ一人賜杯を得ることができませんでした。

 実力から言えば、稀勢の里はすでに横綱クラスだと多くの人々に認められていました。2016年は3度の準優勝で、1場所休場した白鵬や、2横綱を抜いて年間最多勝を獲得しました。 しかし、ここ一番の勝負所で星を落とし、惜しくも最終日前日に優勝争いから脱落するという展開を何度も繰り返しました。

 すべての日本の相撲ファンの悲願、それは稀勢の里優勝であり、日本人横綱の誕生でした。

 それは、意外とあっけなく訪れました。2017年の初場所、稀勢の里がついに賜杯を手に入れたのです。14日目、ただ1人1敗の稀勢の里は勝利し、2敗で追っていた白鵬が負けて稀勢の里の優勝が確定しました。

 横綱昇進の条件は、2場所優勝、あるいは優勝に準ずる成績を残すことですが、すでに稀勢の里は先場所12勝3敗で優勝に準ずる成績を残しています。稀勢の里が横綱になるために足りなかったのはただ一つ、優勝だったのです。実績はすでに十分あります。昨年の年間最多勝、それを大関で獲得するというのは実力がある立派な証拠です。

 それにしても長かった。2014年から相撲が好きになったわたしでさえ長いと思ったのだから、本人や、昔からのファンはどれだけ待たされたことか。初入幕から72場所、稀勢の里はここぞというチャンスをこれまでずっと逃し続けて、最強の大関と言われてきまいたが、今場所はなんとも不思議な空気の漂う場所でした。まるで、稀勢の里を優勝させて、横綱に差せようというなにかの力(八百長ではなく、もっと運命のような何か)が働いたように思います。

 初場所は波乱の場所でした。序盤から日馬富士と鶴竜という2横綱が星を立て続けに落とし、大関も勝ち星が伸びません。上位で無傷なのは稀勢の里と白鵬だけで、この2人の優勝争いになるのはかなり早い段階からわかりました。先に負けたのは白鵬で、その後稀勢の里もいっぱいして並んだと思ったら、同日に白鵬も負けて2敗に後退します。

 日馬富士は早くから休場し、鶴竜は10日目にして5勝5敗という、勝ち越しが困難なほど金星を献上して、休場となります。さらに、13日目には大関豪栄道が勝ち越した直後に休場し、稀勢の里にただで星を献上します。

 そして、14日目に稀勢の里は逸ノ城に勝利して1敗を守り、白鵬は幕内の貴ノ岩に敗北して3敗となり、この時点で稀勢の里の優勝が決まります。

 大関や横綱が崩れたから稀勢の里は優勝できた、というのは正しくありません。相撲の内容を見れば、稀勢の里は危ない相撲も1つくらいありましたが、それ以外は内容は終始安定していて、攻め急ぐこともありませんでした。また、表情を見ると、昨年成績が良かった場所では、土俵に上がってから対戦相手を見てへらへらしていて、正直不愉快な顔をしていましたが、今場所は焦りも気負いもなく、淡々と相撲を取っているように見えました。仮に横綱や大関が好調でも、今場所の稀勢の里なら優勝したでしょう。横綱と戦わずに優勝が決まったのは珍しい例ですが、稀勢の里は昨年の九州場所(11月場所)ではじめて3横綱を倒しています。そのことを考慮すれば、十分横綱になる資格はあると思われます。

 ちなみに、稀勢の里に土をつけたのは、1年前の初場所で優勝しながら、今場所で大関陥落が決まった琴奨菊だったのは、彼の意地だったのでしょうか。 稀勢の里と琴奨菊は幕内での対戦回数が歴代1位の関係で、常に切磋琢磨してきた好敵手でした。その2人が1年前といまとではっきりと明暗が分かれた、そういう意味でも今年の初場所は特別な場所だったと言えるでしょう。

 まあ、まだ初場所は終わっていませんが。

 横綱についてですが、発言内容から見るに、すでに場所後の横綱昇進の話も出ています。いまからとても楽しみです。あとは、今日の千秋楽、白鵬戦で全力を出し切って勝利して有終の美を飾ってもらいたいと思います。


 横審委員長、初V稀勢の横綱昇進を後押し 白鵬に負けても「よろしいのでは」

 大関稀勢の里が初優勝を果たしたことを受け、横綱審議委員会(横審)の守屋秀繁委員長が、千秋楽の白鵬戦の結果によらず、今場所後の横綱昇進を強く後押しする発言をした。

 打ち出し後、満面の笑みで「言うことないですよ」と切り出した守屋委員長。「明日も勝って14(勝)にした方がいいだろうけど、優勝が決まっちゃったわけですよ。そんなに重要視しなくてもいい状況にないだろうかねえ。もうよろしいのではないかと思いますけどね」と、千秋楽の白鵬戦の結果によらず、横綱昇進を認めてよいとする見解を示した。

 今場所の稀勢の里について、以前に見られた精神的な動揺が見られなかったと指摘した。「今場所の落ち着きというのは今までなかった。先場所前あたりみたいに、ニタニタしたり目をぱちくりしたりがほとんど見られなかった。白鵬が言っていた何か1つ足りないというのが満たされたのではないですかね。最高ですね。最高の筋書きですね」と絶賛。「私がというより、日本国民がそうじゃないの。皆さん期待していて、これだけの大活躍をしたのだから」と、国民の期待感も昇進を推す一因とした。


にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

0コメント

  • 1000 / 1000