『シオン賢者の議定書』

 今回から2016年大統領選挙が『シオン賢者の議定書』に書かれた計画に即したものであるという話をします。

 アメリカ大統領選挙と関係しているのは第10議定書です。

 ノーマン・コーン著、内田樹訳『ユダヤ人世界征服陰謀の神話 シオン賢者の議定書』ダイナミックセラーズをベースにします。ただし、この本には議定書の一部しか掲載されていないのと、旧字体なので、ネットで調べた現代語などを組み合わせて引用します。

 最初に、『シオン賢者の議定書』という文書ですが、これは偽書と言われています。Wikipediaから引用します。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%B3%E8%B3%A2%E8%80%85%E3%81%AE%E8%AD%B0%E5%AE%9A%E6%9B%B8

 『シオン賢者の議定書』(シオンけんじゃのぎていしょ、英: The Protocols of the Elders of Zion)は、「秘密権力の世界征服計画書」という触れ込みで広まった会話形式の文書。1890年代の終わりから1900年代の初めにかけてロシア語版が出て以降、『ユダヤ議定書』『シオンのプロトコール』『ユダヤの長老達のプロトコル』とも呼ばれるようになった。

ユダヤ人を貶めるために作られた本であると考えられ、ドイツのナチスに影響を与え、結果的にホロコーストを引き起こしたともいえることから「史上最悪の偽書」[1]、「史上最低の偽造文書」[2]とされることもある。

 この文書は1897年8月29日から31日にかけてスイスのバーゼルで開かれた第一回シオニスト会議の席上で発表された「シオン二十四人の長老」による決議文であるという体裁をとっている。そして、1902年にロシア人の反ユダヤ主義者により捏造されたと思われる。[3]1920年にイギリスでロシア語版を英訳し出版したヴィクター・マーズデン(英語版)(「モーニング・ポスト」紙ロシア担当記者)が急死したため(実は原因は伝染病)、そのエピソードがこの本に対する神秘性を加えている。

  ロシア革命によって、日本を含め世界中にこの文書は広がった。一般人だけでなく、ヒトラーやヘンリー・フォードなどもこの文書を熱狂的に支持した。ロシアではソビエト時代になると発禁本とされた。

  この文書は既に発行されていたモーリス・ジョリー(フランス語版)著『マキャベリとモンテスキューの地獄での対話(フランス語版)』[4]、仏語、1864年)との表現上の類似性が指摘されている。地獄対話はマキャベリの名を借りてナポレオン3世の非民主的政策と世界征服への欲望をあてこすったものである。シオン賢者の議定書は地獄対話の内容のマキャベリ(ナポレオン3世)の部分をユダヤ人に置き換え、大量の加筆を行ったものとされる。

  1921年8月16日から18日にかけて英誌『タイムズ』は『シオン賢者の議定書』が偽書であると暴露した。

 このことは1921年8月16日から18日にかけて英紙『タイムズ』が報道を行った。報道の中 で、コンスタンチノープルの記者フィリップ・グレーブス(英語版)は表紙にJOLIと印刷された古本がプロトコルの元ネタだと暴露した。『タイムズ』の編集部は大英博物館に保管されていた『マキャベリとモンテスキューの地獄での対話』と本書とを比較して、その正体を明らかにした[5]。この報道のため、英国では熱は冷めてしまった。

ドイツでも反ユダヤ主義の運動において積極的に利用された。アドルフ・ヒトラーは『我が闘争』の中で「ぞくっとするほどユダヤ民族の本質と活動を暴露している」[6]「多くのユダヤ人が無意識に行っているかもしれないことが、この書では明確に述べられている」[6]と、この書に基づいてユダヤ人を批判した。ヒトラーは「この文書での秘密の暴露がどのユダヤ人の頭から出たものであるかはどうでもいい」[6]「それ(議定書)は偽書である、と『フランクフルト新聞(ドイツ語版)』(ヒトラーはユダヤ資本と考えていた)は繰り返し世間に苦情を伝えているが、それこそがこの書が本物であるという証拠である」[6]としており、文書の出自自体を問題にしようとしなかった[7][8]。ナチス・ドイツ政権成立後、ナチスはユダヤ人への迫害政策を継続的に行い、最終的にホロコーストを実施した。


……引用終わり。

 ナチスドイツは有名ですが、そいつらがユダヤ人による世界支配の陰謀があるという証拠として『シオン賢者の議定書』が政治利用されました。

 この文書はモーリス・ジョリ『モンテスキューとマキャベリの地獄の対話』からかなりの部分を盗用したことも知られています。

 しかし、この文書の出自は置いておくことにしましょう。確かに、それは盗作かもしれませんが、問題なのは内容の方です。 

 ちなみに、わたしはヒトラーのようにユダヤ人による世界支配の証拠だとしてこの文書を用いる気はありません。

 証拠がないからです。

 一つ注意するべきことがあります。わたしはユダヤ人の世界支配の陰謀などまったく信じていませんが、『シオン賢者の議定書』はすでに公になっていて、ユダヤ人でなくてもそれなりに政治的経済的な力を持つ人たちが世界支配を目指す際、内容を参考にして実行することができるということです。

 そういう意味でわたしは陰謀があるとは考えていますが、ユダヤ人がその主体だとする証拠はないので、わたしはユダヤ人が原因だとは考えていません。仮にユダヤ人がかかわっていたとしても、ユダヤ人にもいろいろな考えがあるので、かかわっているのは一部の人たちだけでしょう。こうした問題を人種差別と関連づけることは慎まなければなりません。

 そんなことをすれば、韓国人や中国人にヘイトを吐き出すあの汚らわしい連中と一緒に扱われても仕方がありませんし、さらに第三次世界大戦の極東戦線をはじめることに手を貸す結果になります。それは管理人にとっても、読者にとっても本意ではないはず。

  周辺民族に対する過度な批判や、低レベルな陰謀論にくみすることなく、いま起こっていることと、『シオン賢者の議定書』がどうかかわっているかを検証することが今回のわたしの目的です。

 それにしても、100年以上前に作られた『シオン賢者の議定書』がなぜ現代と関係あるのかもしれないと思う人もいるかもしれません。

 これについては、そもそも本当に大掛かりな陰謀を実行しようとするならば、長い時間をかけて計画を立てて、計画を修正しながら進めなければならないということがあります。10年で世界を統一、あるいは人々を家畜化することができるならば、それは実行されるかもしれません。けれど、世界にはいろいろな人種、信条、階級の人たちがいて、10年でまとめられるほど簡単ではないのです。

 また、表向きの陰謀主体が変わっていても、あるいはその陰謀を計った人々がすでに滅んでいたとしても、後を継ぐ者たちが現れるのは世の常です。

 アルカイダの後にイスラム国が出てきたように、国家のもとで暮らす人々が長い歴史を紡ぐように、陰謀もまた引き継がれると考えてはいけない理由はないと思います。

 今回は『シオン賢者の議定書』についての説明だけということにして、アメリカ大統領と関係のある第10議定書は明日お話しすることにします。


 では、また あした

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空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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