安倍政権と日本会議が目指す究極目標~日本臣民補完計画についてその2~

 2015年度のGPIFの損失額が5兆数千億円に達したことが明らかになったので記事を載せておきます。なお、2015年度というのは、2015年4月~2016年3月までのことと思われます。

年金の運用損、昨年度5兆円超 GPIF公表は参院選後 朝日デジタル

http://www.asahi.com/articles/ASJ6Z4C94J6ZUTFK004.html

2015年度の公的年金積立金の運用成績は、5兆円を超える損失となることが確定した。株安が影響したもので、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が30日の運用委員会で厚生労働省に報告した。だが、GPIFが公表するのは参院選後の7月29日で、野党は「損失隠しだ」と批判を強めている。

 GPIFは国民年金と厚生年金の積立金約140兆円を運用している。30日の運用委員会は非公開で開かれ、GPIFが15年度の財務諸表を報告。関係者によると、運用損は総額で5兆数千億円に上ったという。

……引用終わり。


 2016年もマイナスがもう決まったようなものです。

 一応株価はイギリスEU離脱直後の15000円割れから、6月末15575.92円に戻して、今日も入れて5営業日連続の小幅上昇となっていますが、2016年3月末の株価16758円と比べると、1200円ほど下落しています。これはわたしの予想よりは1000円ほど高い水準でした。

 これは単に私の勘ですが、年度末までに3月末の株価に戻ることはないと思います。おそらく2年連続の下落となるでしょう。

 4~6月についても早くも試算が出ているようで、ブルームバーグから引用します。


GPIFは4-6月期も約4.4兆円の評価損か-モルガンMUFG

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-01/O9MK5A6JIJUY01

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2015年度の運用で5兆円規模の評価損を被ったのに続き、今年度4-6月期も約4.4兆円を失ったもようだと、モルガン・スタンレーMUFG証券が試算した。

  同証券の株式統括本部でエグゼクティブ・ディレクターを務める岩尾洋平氏は1日付のリポートで、GPIFが運用する厚生年金と国民年金の積立金は6月末に132.7兆円に減少したと推計。円高・株安・金利低下を背景に、国内債券は全体の42.6%、日本株は21.7%、外国債券は13.7%、外国株式は22%になったと分析した。

  市場関係者はGPIFが昨年度に5.5兆円前後の評価損を被ったと分析。共同通信は1日、GPIFが15年度決算で5兆数千億円の運用損失を計上すると報じた。4-6月期は前期に続き、国内外で市場の混乱と投資家のリスク回避が広がった。世界経済の減速懸念と米利上げ観測の後退、ドル高と人民元安などに、英国民投票での欧州連合(EU)離脱派の勝利が追い打ちを掛けた。

  SMBC日興証券の末沢豪謙金融財政アナリストは、4-6月期の評価損を3.5兆-4兆円程度と試算。円高・株安・金利低下を受け、国内債のみ評価額が上がり、内外株式と外債は下がったとみる。「今さら国内債に戻るわけにはいかない。リスク資産の値下がり局面で長期的な視点から押し目買いを入れ、資産を徐々に増やしていく方針を続けるべきだ」と言う。

……引用終わり。

 株と年金の話は以上で終わりです。


 さて、前回は、安倍政権は天皇を元首として戴く、日本臣民補完計画を目指しており、これまでそれを実現するための法律がすでに成立していることを話しました。

 今回はその続きで、安倍晋三がなぜ日本臣民補完計画を目指しているか考えてみたいと思います。

 元ネタの人類補完計画に少し触れますが、人類補完計画というのはヤマアラシのジレンマで現されるように、近づきすぎると互いを傷つけ合い、遠ざかると温め合うことができない、そのちょうどよい距離を探す過程で大人になっていくというものです。

 しかし、安倍政権はいまだに子供のように嘘ばかり並べておいて、自分に火の粉がかかりそうになると「僕しらないもんね」ととぼけて、「新しい解釈」などと言って逃げる。これは到底成熟した大人のやることではありません。時にはこういう機転も必要なのかもしれませんが、安倍政権は毎週のようにやっているので、昔からくせになっているんでしょう。

 成熟の拒否。大人でありながら子どもである人たち、実際のところ、こういう人たちは自分の周囲に自分とそっくりの友達ばかりを集めるようになります。第一次安倍政権は「お友達内閣」と揶揄されていました。いまでは、テレビや新聞はそんな批判しないように飼い慣らされていますけどね。

 『エヴァ』のアニメで人類補完計画を進めていた大人たちも、大人の姿をした子どものようでした。碇ゲンドウを見るときにそう思います。

 安倍晋三が日本臣民補完計画を推し進めるのも、自我を持つ大人、批判する大人を拒絶することからきているように感じます。碇ゲンドウと同じです。

 しかし、安倍には子供がいない。だから、自分の子どもではなく、他人の子どもを戦争に送るつもりなのです。なにせ「わが軍」と呼ぶ自衛隊は安倍の私有物、のふりをしたアメリカの指揮権のもとにあるおもちゃなんですから(矢部宏治『日本はなぜ「戦争できる国」になったのか』参照)。つまり、自衛隊はアメリカのおもちゃであると同時に、安倍ちゃんの所有物でもあるわけです。

 子どもがいない自分が祖父の岸信介のようになるためには、天皇中心の国家を作り、その父の代理としてふるまうのがいいと判断したのでしょうか? 

 戦争の準備を口実にすれば自我を持つ大人を破壊し、批判する大人を排除することができますね。憲法98,99条、緊急事態条項の狙いはこのあたりにありそうです。

 そして最後に、戦争に勝てば、自尊心が満たされます。戦争に勝てないとしても、アメリカと一蓮托生ならば、日本の敗北はアメリカの敗北になり、それによって自分の祖父をA級戦犯にしたアメリカ人に対する報復がなされるというわけです。なんてみみっちいおとこなのでしょう!

 本当によくできた作り話ですね。ええ、これが正しいとしたら、得するのは安倍晋三ただ一人じゃないですか! 

 日本が戦争をすることは、安倍の自慰に協力するようなものです。あるいは、日本会議の大人子どもたちのそれに協力することと同じです。

 それは次の参議院選挙で自民党、公明党などの与党、その補完勢力を公言しているおおさか維新の会、次世代の党などに投票することによって、実現されるでしょう。

 いまのところ、安倍のシナリオどおりに進んでいるように見えます。

 いいんですか、みなさん!? あんたあの男に命を捧げる覚悟はできてるんですよね? そうじゃないなら、投票先を考え直した方がいいんじゃないかな?

 この話で面白いのは、成熟の拒否を示すのはいまの子どもたちではなくて、大人たちの方だということです。わたしはこれは理由のないことではないと考えます。つまり、いまの子どもたちの方が、経済成長の恩恵を受けた連中よりも精神的に厳しい状況に追い込まれており、成熟を拒否することが現実として難しいのでしょう。

 だからいまの若者には、身近な希望を見出すことが精一杯で、とてもじゃないけれど、安倍晋三のような誇大妄想は抱けません。ごく少数の能力ある人たちだけがそうした余裕を持っていて、ますます格差は拡大する。それが世の中の摂理なんでしょうかね?

 傷つくのが怖い、だから付き合わないというのはもう成り立たない。この時代から若者たちは、社会環境の変化のせいで無理やり追い出されたわけですが、特権階級に近い豊かな大人たちは20年前のアニメの内容から抜け出せていないというわけです。


 ははは、笑えますね。どっちが子どもなのかって話だよ!

 大人と子どもが逆転するなんて、どこの『名探偵コナン』だよ。

 「日本臣民補完計画」という妄想に取りつかれた晋三くんは、「人類補完計画」を拒否したシンジ君よりも子どもだってことだね。

 そうやって笑っていられるのもいまのうちだけなわけですが……? と最後に毒を撒いておいて。


では、また あした。

にんじんスコール注意報

空からにんじんが降ってきてなにかが変わったらいいなと願っているブログ。 ……というのは冗談。 第三次世界大戦に関することや世界統一政府に向かう陰謀シナリオなどを予想したり、時事ネタなどを書いています。

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